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2016年12月02日00:54

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ローカルニュース之雑談帖(その180)―寝台特急設備の再利用

嘗て鉄道ファンに人気のあった寝台特急列車(ブルートレイン)が壊滅してから、早いもので数年を経ようとして居ります。夜行と云う交通手段には、まだまだ需要がある筈なのですが、個人的には実に残念な所。これもまあ民営化の副産物と考えて居りますが、それはさておき。

最後迄走っていたブルートレインは、JR東日本の『北斗星』でありましたが、その『北斗星』車両の設備を再利用した、ホステルがこの度開業の運びになったとか。

<引用開始>


北斗星ホステル開業へ…備品を再利用、ブルトレ空間再現

 夜汽車の旅をもう一度−−。昨年8月、惜しまれながらブルートレインの歴史に幕を閉じたJR寝台特急「北斗星」(上野−札幌間)の空間を再現した「トレインホステル北斗星」が12月15日、東京都中央区のJR馬喰町駅地上のビルに開業する。報道陣に1日公開された。2020年東京五輪に向けて、訪日外国人の間では安価で長期滞在できるホステルの需要が高まっており、「ここを拠点に、さらに日本各地を巡りたくなるような旅情を感じてほしい」と、担当者は期待している。

7階建てのビルのうち、客室は2〜5階を利用する。車両の「オハネ25 531」などの番号プレートを客室の入り口に張り、ブルトレ時代の旅情をほうふつさせた。実際に車内で使われていた2段ベッドやはしご、照明、ドアなどの備品を可能な限り再利用して、寝台車の独特の空間を再現したドミトリー(相部屋)と個室計78床を用意。5階は女性専用フロアとなる。

 ブルトレ時代よりもベッド幅を10センチ広くしたり、新たに座席用マットも用意したりするなど、より快適性を追求した。さらに外国人の需要が高く、無料でインターネットに接続できる無線LAN「Wi−Fi(ワイファイ)」も導入した。

2階には、食堂車のテーブルや照明を活用して空間を再現したラウンジも造った。かつては「グランシャリオ」(フランス語で「大きな二輪馬車」の意味)の愛称でフランス料理を提供し人気を博していたが、「ホステルは自炊を好む方も多い」として、共用のキッチンを開放する。JR系不動産開発会社が、近年宿泊施設が増加して外国人観光客の拠点となりつつある日本橋馬喰町に着眼し、駅地上の中古ビルを買収。各地の遊休施設を再生・活用している「アールプロジェクト」(本社・千葉県鋸南町)が運営を委託され、「北斗星」人気にあやかって、ブルトレ空間の再現を思い立った。

館内には、日本各地の観光地の英語などのパンフレットもそろえ、実際にJRが駅などに張ってきたポスターも彩りを添える。アールプロジェクトの金子愛さん(30)は「東京から地方へと旅行する外国人のために情報を発信したい。『北斗星』には皆さん思い出も多く、その写真なども蓄積して、日本の旅情を感じてもらいたいですね」と話している。

<引用終了>

出典Web:http://mainichi.jp/articles/20161202/k00/00m/040/021000c

わたくしに取りまして、ブルートレインは矢張り憧れの対象でありましたが、最初のブルートレイン車両として使用されていた20系客車―わたくしが利用したのは、東京〜大阪間を走っていた、寝台急行『銀河』で格下げ使用されていたもの―のベッドは流石に狭くて(B寝台の幅は52センチしかありませんでした)、十分な睡眠(寝台列車水準、での話ですが)を取る事は難しかったですね。
その後の25系客車を使用した寝台特急では、昔大分に居た頃関西方面に出掛ける時に『彗星』を利用したものですが、この車両のB寝台は幅が70センチに広げられて、大分楽に寝られました。
今回再利用される寝台は、元々は70センチ幅のものを更に10センチ幅プラスをした、との事ですからまあ大分宜しいのではないか、と。

今回の宿泊施設は、大分値段が安い様なので、終電を逃した、或いは大雪をかまされて帰るに帰れなくなった(或いは翌日は何が何でも出社しなければいけない)サラリーマン等にも、結構需要があるのではないか、と云う気がします。さて、どんなものでしょうか。
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