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2016年03月26日22:19

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鉄道之雑談帖(その184)―北海道新幹線の開業

昨年の北陸新幹線の金沢迄の延伸に続き、今日北海道新幹線が新函館北斗迄開業しました。在り来たりな云い方になりますが、これで北は函館から南は鹿児島迄、新幹線で結ばれた訳でありまして(尤も東北・上越・北陸新幹線と東海道新幹線は、御存知の様に東京駅で直接線路は繋がっていないのですが)。尤も東海道新幹線の様に、輸送力の限界が来ていた在来線の救済と云う位置づけではないので、利用率の点で厳しい面もある様で。

<引用開始>

北海道に新たな玄関 新幹線開業、観光ルート整備

北海道と本州を結ぶ北海道新幹線が26日午前、開業した。新函館北斗(北海道北斗市)から新青森(青森市)まで約1時間、東京とは東北新幹線と直通で最短4時間2分で結ぶ。主に観光客の利用が期待されており、新幹線開業で多くの人を呼び込もうと、新たな北海道の玄関口となる新函館北斗をハブとする観光ルートづくりが始まっている。新函館北斗駅では上り一番列車の東京行き「はやぶさ10号」が午前6時35分に出発した。切符発売時には全731席が約25秒で完売していた。開業式で北海道の高橋はるみ知事は「新幹線を最大限に活用して広大な北海道の地域活性化に取り組みたい」と述べた。

運行する北海道旅客鉄道(JR北海道)の島田修社長は「北海道における新幹線時代のスタートを切りたい」と宣言。石井啓一国土交通相は「安全に運行され、長く利用者や沿線の皆様に愛される存在となってほしい」とあいさつした。途中駅の木古内(北海道木古内町)や奥津軽いまべつ(青森県今別町)でも、出発イベントが開かれた。人口5000人弱の木古内町の大森伊佐緒町長は「青函トンネル工事にともに携わった仲間の夢がかなう。経済活性化につなげたい」と期待を述べた。

新函館北斗は函館山や五稜郭などがある観光都市・函館から18キロメートル離れている。JR北海道は同日、両駅を20分ほどで結ぶ「はこだてライナー」の運行を開始。新幹線を降りた乗客が次々と函館に向かった。函館ではオリックスグループが老舗ホテルを買収するなど宿泊施設の改装・増設が相次いでおり、観光客を迎える準備が進んでいる。新函館北斗から道内各地へのルートも整備が進む。JR北海道は登別温泉や洞爺湖畔などの観光地や札幌へ向かう特急を26日から増便した。地元の路線バス3社も26日から、函館―札幌間の高速バス全16便を新函館北斗駅に停車している。

同駅前にはレンタカー7社が進出。午前7時38分、駅に降り立った青森市の会社員、畑中慎一さん(54)は「予約したレンタカーで洞爺湖へ行きます」と声を弾ませた。函館や大沼公園のほか、桜の名所の松前など北海道南部を巡る利用が多いとみられ「函館空港で返却し、飛行機で帰る利用方法もある」(タイムズカーレンタル)。道南と札幌の間に位置する苫小牧市や室蘭市などは新函館北斗に近い森港と室蘭港をフェリーで結び、新幹線で訪れる外国人客を呼び込むルート作りを検討している。

旅行会社や航空会社も新幹線を使った周遊を提案する。JTBは桜の名所である函館と青森県弘前市を巡るプランを発売。近畿日本ツーリスト個人旅行は函館観光と白神山地巡りをセットにしたプランを販売する。東日本旅客鉄道(JR東日本)と日本航空は、旅行会社と共同で、新幹線で新函館北斗に入り、函館を観光後に新幹線で青森に移動、青森空港か三沢空港経由で東京に戻る旅行商品を作った。

道内でも航空会社が函館から道内各地へチャーター便を設ける。北海道エアシステム(HAC、札幌市)は7月に旭川へ3便運航。フジドリームエアラインズ(FDA、静岡市)も7〜8月に稚内、中標津へ計16便飛ばす。JR北海道は新幹線事業で当面、乗車率が26%程度と想定し、年間50億円規模の赤字が続く見通し。観光の魅力向上による集客拡大が不可欠だ。

<引用終了>

出典Web:http://www.nikkei.com/article/DGXLASFB26H0U_W6A320C1AM1000/?dg=1

東京〜新函館北斗の所要時間が(青函トンネルでの速度制限がネックになって)4時間を切れなかったのを残念がる向きもある様ですが。現在大昔のジューミンウンドーとやらの恣意的な(以下自粛)、最高速度が在来線程度に押さえられている東京〜大宮間の制限を撤廃すれば良いだけ、の御話でありまして。「ソウオンガー」と云う連中の主張も、実は埼京線の車両が出すノイズの方が大きかったのは実は有名な話。

函館は昔一度行った事がありますが、朝市の海産物が異常な程美味かった記憶が。個人的には一度新幹線で、未だ潜った事のない青函トンネルを潜ってみたい所です。
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