『オリックス岡田監督、今季限りで退団も』―きのうの日刊スポーツ1面の見出しであります。もはやプロ野球関西方面はシーズンオフモード、残暑厳しいなかストーブリーグに突入というありさまです。ちなみにこの前日、阪神タイガースは勝利をおさめています。つまりいまさら阪神がひとつ勝ったところで、何の価値もないということをこの見出しは意味しているわけです。
そしてこの記事を見るやいなや阪神ファンはあるシナリオを描くわけです。〔阪神はこのまま低迷し、ついにはDeNAに抜かれそのままダントツの最下位でシーズンを終える→1年目ということで温情にあずかっていた和田監督もさすがに解任を余儀なくされる→いっぽうオリックスもまたダントツの最下位、当然岡田監督も解任→そして阪神来季監督として岡田が再起用される…〕
現時点ではあまりリアリティのない話ですが、ファンと関西スポーツマスコミが一緒になって空気を醸成し、球団を動かしてしまうことは阪神タイガースの悪しき伝統のひとつ、歴史はくりかえすものであります。案の定、数日前のこと来季から球団GMに中村勝広が就任するとの報道がありました。新しく登用された者ほど何かしら動いてみたくなるのが世の常です。
GMに中村・監督に岡田・野手キャプテンに鳥谷・トップバッターに上本となりますと、来季の阪神は“早稲田大学歴代主将内野手”がずらっとならぶ布陣となります。もうこのさい阪神を“全早稲田”にしてしまえば。ブルワーズから青木を、オリオールズから和田を引っこ抜いてきて、ついでにどうせ2軍でくすぶってるのなら集客アイテムとして日ハムから佑ちゃんを奪ってしまえば…。
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