『
タッカーとデイル 史上最悪にツイてないヤツら』
主に80年代から90年代にかけて、学生グループがキャンプ場のような場所で被害にあうというホラーが流行ったと思う。
これはそれらを下敷きにしたスプラッター・コメディ。
あの時代の"それら”に触れたことがあるなら
「あー、あるある」とうなずけるのではないか。
だが、箇所によっては
笑うに笑えないほどブラックかつシュールで、スプラッターの免疫のない人は引いてしまうかも?
(私は楽しかったけど♪)
悲劇の発端は<人助けをした>のに<サイコキラー>と勘違いされることから始まり、そこから更なる勘違いの連鎖でこちらを引き込む。
きっとグループのリーダーはホラー映画の見すぎだろう。
想像力たくましいにも程がある。(笑)
とかく争いごとは<
先入観・誤解・コミュニケーション不足>から始まるという深遠なるテーマをコメディから教えられる。(笑)
学生グループの中心人物の<秘密>がベースにながれていて、話にふくらみを持たせてあるのも<お約束>とはいえ、満足感がある。
バカな話に見えてきちんと作っているのはイイネ。
見終わって、冒頭のシーンを思い出しニヤリとなる。ここも定番の応用だ。
正直言って、レイトショーとはいえ公開されるとは思わなかった(だから海外盤を買ったのに…)。
(2月11日公開)
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