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2023年04月13日01:12

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新・新譜之雑談帖(その7)―ロリン・マゼールDG録音集成

ロリン・マゼールが他界して、来年で10年になるとの事。存命中はメジャー・レーベルで沢山録音を拵えていましたが、今日現役盤として店頭では余り見かけない様な。

と偉そうな事を書き並べているわたくしも、マゼールの音盤で蔵しているのは、ウィーン・フィルと録音したマーラーの第二交響曲と第八交響曲、ギレリスと組んだチャイコフスキーのピアノ協奏曲全集くらい、でありまして。後者は殆ど聴かれる事のない(また音盤でも中々見ない)、チャイコフスキーの第二・第三ピアノ協奏曲を聴いてみたい、と購入したもので、格別マゼールの演奏が聴きたくて買った訳でもなく。どうもマゼールの演奏には、ある種独特の癖、の様なものを感じて余り好きになれないのが正直な所。

さてDGは、記憶が正しければ以前にも、ステレオ初期のマゼールの録音集成を出していたか、と思いますが今回は前録音の修正を出す、とのアナウンスが。改めてその録音を見てみると、大曲を若い頃から録音していて、当時の血気盛んな様子が偲ばれる様に思います。若かりし頃のマゼールの演奏をちょっと聴いて見たい様にも思いますが、その為にCD39枚ものボックスを買う所迄は行かないのが正直な所。

若し分売が叶うのであれば、個人的にはボスコフスキーからタクトを引き継いだ、ニュー・イヤー・コンサートの実況録音を纏めて貰えたらなあ、という気が。マゼールの実況録音盤を見なくなって久しいものがありますが、今日の自分の耳に、今から40年前(もうそんなになるんですねえ、嗚呼)のマゼールの演奏がどの様に聴こえるか、ちょっと試してみたいものです。
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