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2021年12月16日23:59

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ローカルニュース之雑談帖(その330)―川崎大師の葛餅店の挑戦

わたくしは葛餅が大好きでありまして。特に御贔屓なのは、亀戸天神近くに店を構える、船橋屋の葛餅。カミサンも豚女も、此処の葛餅と同じくらい餡蜜が大好きで。東京の百貨店には結構出店を出しているので、時折買ってきます。
さてわたくしは無知蒙昧で知らなかったのですが、川崎大師門前にも古くからある葛餅屋さんがあるそうで。武漢肺炎の打撃を受け、新商品の開発に舵を切ったそうで。

<引用開始>

川崎大師、門前老舗の変革


例年300万人以上の初詣客でにぎわう川崎大師(川崎市)も新型コロナウイルスの影響で今年の人出は半減し、地元商店街は大きな打撃を受けた。その中で「苦境にこそ挑戦を」と変革に乗り出した和菓子店がある。川崎大師の定番土産として知られる「久寿餅(くずもち)」を山門前で製造販売する住吉は1917年創業の老舗だ。久寿餅は関西の葛餅と違って葛粉は使わず、小麦粉を発酵させて作るため、もっちりとした食感が特長。縁起物として喜ばれ、多くの参拝客が買い求める。

5代目社長の森明弘さん(53)は「繁忙期の三が日の売り上げは例年の2割程度に激減した。それまでは久寿餅を作って売るだけで精いっぱいだったが、店の将来を考える余裕が生まれた」と振り返る。住吉の売り上げの大半は久寿餅で、森さんは長年、「参拝客が品物を選ぶ楽しさがない」のが気になっていた。そこで、地元の若者たちが地域を盛り上げようとつくった任意団体「大師ONE博(わんぱく)」に相談。6月に有志が集まって新商品を開発するプロジェクトが始まった。

メンバーは住吉の社員7人を含む約20人。中小企業の商品開発に関わる大師ONE博共同代表の杉谷昌彦さん(37)のほか、デザイナーや大手電機メーカーのエンジニアらが2、3週間に1度会合を開き、知恵を出し合う。「エンジニアも仕事では縁のないマーケティングに関われることを楽しんでいる」(杉谷さん)。パティシエのアドバイスを受け、9月には2つの菓子の試作品も完成させた。

住吉は添加物を一切使わず、小麦粉のでんぷんのみを湧き水で約400日寝かせ、発酵させるという創業以来の製法を今もかたくなに守る。森さんは「伝統を守ることは第一だが、それだけでは社員の成長も店の将来もない。プロジェクトを通じて社員の意識が変わったのが何よりの収穫」と話す。社員たちは自社のSNS(交流サイト)で情報発信をしたり、休日に他のスイーツ店を巡ったり、と以前より積極的に仕事に取り組むようになったという。

首都圏の団体客からの注文も入り、「来年の三が日は例年の7割程度に売り上げは戻る」(森さん)見通し。新商品の発売は来年の初詣には間に合わなかったが、再来年には店頭で土産物を選ぶ楽しみが増えているはずだ。

<引用終了>

出典Web:https://www.nikkei.com/paper/article/?b=20211216&ng=DGKKZO78463440V11C21A2L83000

わたくしは川崎大師の名物土産は、咳止め飴くらいしか知りませんでした。何回か初詣に行った事もあるのでありますが、今度行った時に葛餅も買ってみようかと思います。



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