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2019年01月06日23:54

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音楽之雑談帖(その77)―ウィーン・フィル ニューイヤーコンサート2019年

わたくし、毎年1月1日はウィーン・フィルの、ニューイヤー・コンサートの実況中継を見るのが通例。ところが今年は年年齢の所為か、疲れが自覚していた以上に溜まっていたのか、始まるとほぼ同時に轟沈。第一部が終わった所で、「あ、いけね。寝ちまったなあ。疲れてるんかなあ」と意識を取り戻した記憶はあるのですが(家族によるとずっとガースカ鼾をかいて寝ていた、そうで)、また意識が飛んで。

そのうち「天体の音楽」が聴こえてきて、「や。もう終盤じゃん。せめて残りの楽曲は、ちゃんと聴こう」と思った、筈なのに次にテレビから聴こえて来たのはラデツキー行進曲が終わっての、客席からのウォーという歓声。うへえ、とテレビの前からもそもそ身体を起こすと、家族からの冷たい視線。ううむ、疲れが溜まっていたのかなあ、とその場は誤魔化して。

今日某国営放送が、有難くも再放送をしてくれたので、そちらの方は意識を飛ばす事のないよう、予め珈琲も飲んで、ちゃんと見る事に。どうにか睡魔の手に落ちる事もなく、全編見通す事が出来たので、遅ればせながら感想を少々。

今年のニューイヤー・コンサートは、初登場のクリスティアーン・ティーレマン。わたくし、この人の演奏は変なハッタリと誇張が鼻に付くので、余り好きではないのですが、今回はまあ許容範囲か、と(偉そう)。初登場の指揮者の際には、余り知られていない曲目を持って来て、ウィンナ・ワルツとして良く知られている曲目の比率を下げて、という作戦(?)は今回も健在。まあその分、新しい楽曲に接する機会が与えられて、という点では悪くはないか、と。それでもシュトラウス・ファミリー以外の作曲家の作品としては、ヘルメスベルガーが2曲、ツィーラーが1曲と、少ない方かとも思います。

今回のニューイヤー・コンサートは普段余り耳にしない演目が多かったので、音盤が出たら(1月下旬には発売になる様で)購入しても良いかな、と思いますが、さて(気の早い話ではありますが)来年は誰かな、と思ってインターネットで検索を掛けてみると、ネルソンス君に白羽の矢がたったそうで。さて、どんな仕上がりになりますか。余りあれこれ考えても鬼に笑われるだけ、でしょうから楽しみは取っておくことにしましょう。

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