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2018年11月24日22:42

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映画之雑談帖(その36)―GODZILLA 星を喰う者 鑑賞記

さて、アニメーションで描かれたゴジラ映画も、最後のお話。今日見てきましたので、ネタバレにならぬ程度で感想文を少々。

今回は御約束の様に、ギドラが登場してゴジラと戦う訳、でありますが、大蛇の如くうねうねとした造形でちょっとがっかり。ちゃんと怪獣として出して欲しかった所。しかしまあ、登場のさせ方は何とかならなかったんですかねえ。出来の悪い新興宗教の様な理屈をこねられても、面白くない事おびただしいものが。肉眼では見えるのに、実体がレーダーなどで反応しない、という設定は面白かったんですが。

CGですと、伝統的な着ぐるみ・ミニチュアによる、色々な制約が取っ払われるので、その分自在な映像表現が出来ると思うのですが。どうも最近の怪獣映画では―例の平成ガメラシリーズの最後の作品もそうでしたが―監督が新興宗教紛いのものを持ち出すか、超古代文明といったものに頼るので、そうしたものが大嫌いなわたくしとしては閉口、ですね。

最後がまた、わたくしの大嫌いな心中特攻でありまして。やっぱりこれかい、と甚だ興醒めなものが。まあ金返せバカヤロー、とは思いませんがちょっと方向性が違うんじゃないかなあ、と釈然としない思いを禁じ得なないのではありました。もう少し小難しい事を並び立てて、どうだ賢いだろう、みたいな作りを止めにして、単純お気楽に、壮大な作りもののお話に徹してもらえぬものですかねえ。

で、来年はまたメリケンゴジラが公開される様でして。どうもラドンやキングギドラやモスラが登場しそうな予告編が流れていましたが、こちらもどんな作りになるのやら。期待半分、不安半分ではありますが、まあ見てからのお楽しみ、と思う事にしましょう。
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