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2018年11月03日23:57

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鉄道之雑談帖(その179)―京都鉄道博物館のC622号機、復活へ

京都は昔の梅小路機関区は後に梅小路蒸気機関車館となり、旧国鉄時代の蒸気機関車が保存されて居りました。現在は京都鉄道博物館と看板を変えて、展示車両や施設も一新し、多くの愛好家を集めている様で。
保存されている蒸気機関車の目玉(全ての車両が目玉、と言っても差し支えはないのでしょうが)のC62の2号機は、昨年から解体修理に入っていたそうですが、この程修繕も終わって、SLスチーム号の運行に戻る、との事。ほう。

<引用開始>

「999」モデルのSL復帰へ

 京都市下京区の京都鉄道博物館で、蒸気機関車(SL)C62形2号機が修繕を終え、4日から1年半ぶりに運転を再開する。アニメ「銀河鉄道999」のモデルになるなどファンの人気を集める車両で、「復帰セレモニー」を同日催す。同車は1948年に製造された国内最大の旅客用蒸気機関車。「シロクニ」の愛称で親しまれ、東海道線や山陽線を、煙を上げながら駆けた。東海道線では特急「つばめ」を牽引(けんいん)し、黒光りする車体には銀色のつばめのマークが取り付けられている。

修理には1年以上かけ、ボイラーを直し、石炭の燃えがらをためる灰箱を交換した。現在は、同館の隣にある梅小路運転区で試運転を繰り返し、最終調整をしている。試運転の様子を10月30日に公式フェイスブックページで公開したところ、4日間で1万8千回以上のアクセスがあり、人気の高さをうかがわせる。4日は午前10時すぎから同館でお披露目した後、特急「つばめ」のヘッドマークを付け、客車2両をつなぎ、往復1キロの館内の線路を運行する。同館副館長の藤谷哲男さん(60)は「『シロクニ』はSLを代表する車両。当日は往年の特急『つばめ』の乗り心地を楽しんでほしい」と話す。乗車には入館料のほか別料金が必要。

<引用終了>

出典Web:https://www.kyoto-np.co.jp/sightseeing/article/20181103000029

餓鬼の時分の記憶なので、果たして正確かどうか些か心許ないのですが、嘗て全国で蒸気機関車が現役で走っていた頃、当然何年かに一度は解体修理を行って、傷んだ所を修繕していた訳ですが。当時は一両の蒸気機関車の解体修理に要する日数は、大体10日から2週間程度であった様な。
無論その頃と比較しても、今回話題になったC62型蒸気機関車も、製造されてから随分年数が経って老朽化は進んでいるでしょうし、またそう急いで修繕作業を進める必要もないのでしょうが。只、個人的には以前も記した様に修繕する技術を持った人がいなくなって、技術の継承が不可能になってしまうのではないか、という点。
現在JR九州で走っている8620型蒸気機関車は、動体復元に際してボイラを新製し、走り装置を新製し、台枠を新製し、という経緯を経ている、と聞いた事があります。技術の継承・育成を兼ねて(設計図は残っている筈なので)、ボイラを新製して新品にした方が良いのではないか、と思うのですがねえ。「鉄道文化財」という言葉を使うなら、そのくらいしてもばちは当たらんだろう、と思いますが、JR西日本には荷が重すぎますかねえ。
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