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2018年07月23日23:11

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体調-酷暑飛行(6)

僕らの青春の「ふるさと」である日本学生航空連盟の「妻沼滑空場」は、かつては「妻沼(めぬま)町」にあった。その妻沼町が熊谷市と合併した。僕は学生のときに関東大会で優勝し「妻沼町長杯」というトロフィーをもらったが、現在では同大会で優勝すると「熊谷市長杯」がもらえるらしい。

熊谷市は2007年8月16日に気温「40.9度」を記録し、気象庁の観測史上で「最も暑い所」となった。残念ながら?この記録は2013年に高知県の「江川崎」に破られた(41.0度)が、それでも暑いところであることには変わりがない。

その「最も暑いところ」で、学生グライダーの訓練は行われている。理由のひとつは、熊谷周辺は、晴天率の高いところでもあるらしい。そのため、グライダーの訓練には適しているのだ。しかし、その暑さは本当に大変だ。

僕が滑空場に行った7月16日も、朝の8時には30度を超えている。
この日の最高気温は、38.2度だったとか(15時26分)。
しかも、風は毎秒2〜3m程度の微風。
風が吹いても涼しいとは感じられない。
太陽を隠すような雲は無い。

機体のセッティングなどの地上作業は、3人の手伝いの学生君たちがやってくれるのだが、複座機2機、単座機2機を飛ばしているから手は足りない。しかも、OB・OGの中では、何故か僕が「若手」(笑)。

というわけで、ちょこちょこと走ったり地上作業をしたりしていた。
幸い、冷えた麦茶が飲み放題だった。
10時から13時まで、2リットル以上の水分を飲んだと思うが、トイレに行きたいという感覚が起こってこなかった。多分、全て汗で出たのだろう。

15時くらいで予定されていた飛行は終わり、撤収に入る。これから、大型複座機「ASK21」を2機バラして(分解して)、専用トレーラーに積み込む。かなりの肉体作業だ。
1機目のときは、左翼の翼端を持った。
2機目のとき、左翼の翼根の前縁を持っていたら、汗が吹き出して、手が滑り始めた。「手伝ってくれー」と悲鳴を上げて助けてもらい、なんとかコト無きを得た。

ここいら辺から、体調に異常を感じた。
呼吸が速くなって止まらない。犬が「ハアハア」といっているのと同じような状態になって止まらない。自主的にサボることにして、日陰に入った。
全身に力が入らない。
用意されていた食塩を麦茶に入れて飲むと、少し楽になった。

16時前に解散。
帰りの車の中でクーラーにあっていると、気分も落ち着いてきた。

熱中症の初期症状だったのだろうか。
かなり身体に負担がかかっていたのだろうと思う。

などという日記を用意していたら、今日はスゴいニュースが!

◆歴代全国ランキング「最高気温の高い方から」
http://www.data.jma.go.jp/obd/stats/etrn/view/rankall.php


■埼玉・熊谷で史上最高41・1度 気象庁「災害と認識」
(朝日新聞デジタル - 07月23日 14:55)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=5212294
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