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2018年04月15日23:19

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新譜之雑談帖(その467)―アンタル・ドラティ録音集成

オーマンディ、ミュンシュに始まって、ワインガルトナー、クーセヴィツキーといったSP時代の巨匠の録音集成を出してきた、某Kの国のレーベルArtis。此処暫く、指揮者の録音集成の告知は聞かないので、ネタ切れかなと思っていたら、この程告知が。

今回このレーベルが録音集成を拵えたのは、アンタル・ドラティ。わたくしのこの指揮者に対する認識は、ごく浅いものでありまして。ステレオ初期にマーキュリー・レーベルで、ミネアポリス交響楽団やロンドン交響楽団を指揮して、結構な数の録音を残した事、デッカに移籍後史上初のハイドン交響曲全集を完成させた事、晩年はデッカにデトロイト交響楽団と共にストラヴィンスキーの作品を録音し、当時結構な評判になったぐらい、でしょうか。

今回の録音集成は、マーキュリー時代の録音(モノラル時代〜ステレオ時代)、並びに最初期のSPが収録されている様ですが、全75枚という枚数にはちょっと驚かされました。録音活動にも熱心に取り組んでいた事の表れ、なのでしょうね。
わたくしのこの指揮者に対する認識は上述の通りで、蔵しているものもハイドンとストラヴィンスキー位。良い指揮者、だとは思いますが強い関心を持っている、という程ではないので、これだけの録音集成に手を出す勇気は、ちょっと湧いてこないのが正直な所。

しかしこのレーベルのプロデューサーは、中々目の付け所が良い様で。某Kの国、というのでなければ(これは手を出した事がないので、音盤の出来が良いのか悪いのか、見当が付かないのが原因。尤も情緒的なKの国嫌い、というのが全くないときれいごとをいう積りもありませんが)手を出したくなる録音集成がゴロゴロと。これから何を出してくるのか、興味津々ではありますが、手を出すかというとちょっと難しい所ですね。
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