今年の正月に、一次帰国して、久々に生家の近くを歩く機会が多くありました。昔ながらのものは、交番、小さな教会、小さな電話局くらいで、それ以外のものは、いろんなものが変わっています。以前、ここの教会の牧師をされていた先生も、もはや、よくわからないそうです。
さて、私は、生家の近くについては、正直言って、小学1〜2年までの記憶しかありません。その後の記憶がスッパリと抜け落ちています。その後は、よほど辛かったのでしょう、本能的に記憶を封印してしまったようです。半ば登校拒否症みたいなものにかかったせいか、思いだそうとしても、何かしらブレーキがかかります。
そういえば、年末年始や、お盆のときも、実家にもどるときは、なかば、メンドーくさいと思い出しかなかったようです。実家にもどったときも、ほとんど出歩かなかったことを覚えています。当然、宴会や同窓会にもほとんど出席したことがありません。
両親にも、東京近郊に移動するように何度も勧めたこともあります。これも、本能的に、イヤな記憶を断ち切りたいという思いがあったのでしょう。
故郷や自分の若いころの思い出を話すことができる人は、幸せだっただなと思います。
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