20年以上も前からずっと探していたマンドリン・フォーマットのオルゴールですが、ごく身近な人が入手されたので写真と情報を送って頂きました。
入手先は京都の骨董店、破損していて動かないということでとても安く！頒けてもらえたそうです。写真を見てびっくり、短い間隔で隣り合った歯を弾いていけるように、シリンダーに植え込まれたたくさんのピンのパターンが緩い右上がり又は右下がりの直線状(写真2）に並んでいました。これはマンドリンの特徴！ この個体は長い櫛歯2本一組で202本もの櫛歯を持ち13本ものコームスクリューでベッドプレートに固定されています。シリンダーは長さが44�僉�直径が5�僂發△蠅泙后�
軸受のルビーを交換すると動くようになりました。その中の1曲はイル・トロバトーレ、音もメロディーもおかしくないとのこと。したがってランは経験していないし、櫛歯の調律も問題が無さそう。故障は駆動系だけなので修理復元は容易な作業と思われます。
ケースは隅が切り取られていて細長い八角形（写真3）、つまりかなりの高級品だったことを物語っています。この方は1年ほどで素晴らしい個体に巡り合われました、実に羨ましいですね。
完成すると下記のパイラードのような演奏を聞かせてくれるでしょう。櫛歯が音に合わせて押し寄せて来るさざ波のように動いているのに注目してください。
http://www.youtube.com/watch?v=b_aX-uN9cUE
ビデオはヘタクソ、音は素晴らしい !!これ欲しい!!
http://www.youtube.com/watch?v=jA5CW_CUe0U
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