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2020年04月30日10:36

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蝶人卯月洋画劇場5


闇にまぎれてtyojin cine-archives vol.2075〜2084

1)2)ジョージ・ミラー監督の「マッドマックス」「マッドマックス2」をみて
オーストラリアの荒野と道路を存分に活かした79年製作のアクション映画。1作目では現代なのに2作目では昔の話になっている。メル・ギブソンが主人公になるのはようやく1作目の後半からであるが、2作目からはエンジン全開の暴走アクション物として定着した。

3)リチャード・ブックス監督の「雨の朝巴里に死す」
フィッツジェラルドの原作を改編したものだが、題名が気になる。確かに旦那のヴァン・ジョンソンに酷い目にあわされたヒロインのエリザベス・テーラーがずぶ濡れになって死んでしまう。凡作ではあるが、パリが巴里だった時代は良かったろうなあ、と思わせてくれるところだけは良い。

4)マーヴィン・ルロイ監督の「哀愁」
原題の「ウォータールー橋」で最後死を決意したヴィヴィアン・リーが舗道から自動車に近寄っていくシーンが印象的だが、いくら娼婦に身を落とした不幸な過去があっても、なんとか2人でやっていけなかったのか、と思わせる残念な映画ずら。

5)ウィリアム・ディターレ監督の「旅愁」
ひょんなことからピアニスト役の江戸っ子女優、ジョーン・フォンテインとジョゼフ・コットンが一目ぼれして、飛行機事故死の誤報を利用して、そのままイタリアで愛の巣を営もうとするが、結局うまくいかないで別れてしまうという1950年製の悲恋物語ずら。

6)エドワード・グリフィス監督の「青空に踊る」
ゼロ戦撃墜王のフレッド・アステアが、短い休暇中にジョーン・レスリーと愛し合い、見事な踊りを披露する。1943年にこんな青春映画を作っていたアメリカには驚嘆の他はない。

7)ロバート・ウェッブ監督の「12哩の暗礁の下に」
高価な海綿採りを巡って争うギリシアと英国の漁夫たちだが、国籍を超えて愛し合う恋人が出現したことで、様相が変わっていく。ナタリー・ウッドを殺したのではないかと疑われているロバート・ワグナーが、嫌みな役で出演。

8)ウィリアム・ワイラー監督の「嵐が丘」
1939年の最初の映画化作品。原作を大幅にはしょっているが、そのエッセンスを見事に映像化したワイラーの手腕を、わいらあ高く評価するぜ。ヒースクリフ役のローレンス・オリヴィエがカッコイイずら。

9)ピーター・ジャクソン監督の「キング・コング」
2005年ハリウッド製のSF大活劇映画。美女が怪獣を滅ぼしたとかいうてはるが、美女も怪獣に惚れてるずら。いくら怪獣でも飛行機の機銃には敵わないのが悲しい。

10)ヒッチコック監督の「見知らぬ乗客」
脚本に無理あり。交換殺人とは思い切った企てだが、なぜか片方だけに留まってしまうのが不可解。いちおうハッピーエンドという形だが、あまり幸せなカップルの誕生とはいえないだろうな。

 もしシャバに出てきたならば「心失者」を殺しまくるだろう植松聖は 蝶人


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