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2015年01月13日22:53

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帰り道-1/10の飛行記録(4)

■今回の航路のGPS記録
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「栃木」を超えてしばらく180Km/時で北北東に向けて飛ぶ。
右手には筑波山が見えるが、いつもと見え方が違う。いつもは地平線の上に出ている筑波山の山頂(877m)が地平線の下に見える。これが、高度2900mの景色というわけだ。筑波山を見おろした気分だ。
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いつかはグライダーで富士山も見おろしてみたいが、そのためには酸素ボンベを積んだ機体を用意しなければならない。複座ならば、Duo Discusに酸素ボンベがあるのだが。

しばらく飛んでいると、上昇気流が弱くなってきた。速度を120Km/時まで落とす。ここまで来ると、陸上自衛隊の「北宇都宮駐屯地」の滑走路が見えるはずだ。

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見えた!

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宇都宮駐屯地と北宇都宮駐屯地が間近に見えた。
北宇都宮駐屯地は、板倉滑空場の北北東35Km地点。
1800mの舗装滑走路は、最高の不時着(笑)候補地だ。

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北宇都宮の滑走路を「空襲」したい気持ちはあったが、ここで「帰投」の判断をした。ウェーブが出る日は下降気流も強い。帰り道で、強い下降気流から逃れられなくなるリスクもある。充分な高度の余裕をもって帰りたい。滑空場から28Km地点で反転し、南に向けて飛ぶ。

「行き」ほどの上昇気流が見つからない。行きでは見おろしていたローター雲の合間を飛ぶことになる。

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輝く渡良瀬遊水池が帰路の目印になる。

もっと風上(西側)を飛ぶべきだったのかも知れないが、ともかく帰りを急ぐ。気流もそれほど荒れてはいないので、VB(悪気流速度=215Km/時)まで速度を上げてみる。

そのとき、バンという大きな音とショックに見舞われた。
「あれか」と思って翼の上を見るとオレンジ色のダイブ・ブレーキが出ている。 気流の吸上げ効果のために、操作しないのに開いてしまったようだ。ほかに機体に異常はないようだ。ダイブ・ブレーキを閉めて、左手をレバーに添えるようにする。

滑空場に戻ってきても、高度は1900mまでしか落ちていなかった。
高度処理のために利根川まで飛び、城沼をまわってみたが、あまり高度が落ちない。

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時間貸し(1分100円)の機体のレンタル料のこともあるので(笑)、エア・ブレーキを開いて強制降下しながら着陸。ほぼ予定どおり2時間3分のフライトとなった。

(つづくかも)

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