mixiユーザー(id:949383)

2010年07月30日00:21

80 view

多摩川の橋(『Mother』第3話ロケ地)

「多分ちょうど今頃の季節、
 いくつかの電車を乗り継いで、
 母は私を連れて出かけました」

第3話で、問わず語りに母と別れた日のことを語り出す奈緒。
黙って聞いてくれている葉菜こそが、その実の母とも知らずに。

彼女の語る台詞がナレーションの役割を果たし、
画面には遠い少女の日の情景が映し出される。
手をつないで川にかかる橋を渡る少女と母。
白いカーディガンを着た奈緒は、この時わずか5歳のはず。

確かに地方の風景のように見えたこの川辺の橋は、多摩川にある橋だった。
用賀から二子玉川にかけてのロケ地めぐりの日、
日没後にもかかわらず、橋を求めて歩き続け、
やっと見つけたと思ったら、似たような感じの別の橋。
なにしろロケ地をまとめて回り、さんざん歩いた後で疲れてもいたし、
もう暗かったので、判断能力が著しく低下していたのである。
後日また探し直し、ようやくめぐりあえたので感慨もひとしお。

↓詳しくはこちらの追記にも書いたけれど、
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1536667489&owner_id=949383
念のため再度行き方をお知らせしておきます。

http://loca.ash.jp/info/2010/d201004_mother.htm
・ロケ地038→世田谷区野毛一丁目の橋

田園都市線の二子玉川駅と東急東横線の多摩川駅間を結ぶ
東急バスの「玉11」系に乗り、「玉堤小学校」バス停で降りればすぐ。
でも時間に余裕があれば、土手道をのんびり歩くほうが断然楽しい。
二子玉川駅東口を出て、玉11系のバスが走る多摩堤通りのすぐわきの
赤い煉瓦通路のような陸閘(りっこう)を抜け、
一段高くなっている土手道に上って歩いて行くと、
行く手に第三京浜道路の一部である、横っ腹が赤い多摩川橋が見えて来る。
その下をくぐり、しばらく行くと水門が見え、土手と並行した小さな橋がある。
最初に行った時は、てっきりこの橋だと思い込んでしまったが、
実際のロケ地は、そこを過ぎてもう少し先。
バス停の「玉堤小学校」あたり。

多摩川にある橋、ということで、
最初は多摩川両岸を結ぶ橋だと思い込んでいたけれど、
よくよく考えれば、この川は河原の部分がとても広いので、
それだと相当長大な橋となる。
現地を見てから、あらためてドラマ画面を子細に見れば、
その太い水の流れのほうは、画面奥に遠く帯のように光っている部分で、
この橋は水門を通じて脇の水路に向かう支流の上にかかっているのだ。

先に発見した橋の近くの水門には「下野毛排水樋管」と記されており、
こちらには「玉川排水樋管」の文字が見える。
橋も少し長めだが、水門も大きめで水色に塗られており、こちらの方が目立つ。
それぞれ水門で水を調節するのだろう。

ぱっと見た印象は似ているけれど、撮影に使われた橋のほうが長めで、
桟もほんの少し外側に湾曲しており、見比べると違いは一目瞭然。
帰宅して、再度この回想場面を見返したら、
橋を渡る奈緒と母のつながれた手のアップの向こう側に見える橋の桟が、
見て来た通りに、外側に向かってやや膨らんでいて、
ああやっぱり間違いなかった、と嬉しくなった。
自分が画面のなかに入ってきたような気がして。

日没後の到着だったりして、
なかなか思うような写真が撮れなかったので、
この場所へは結局四度にわたって足を運んでしまった。
画面と同じアングルで撮影したので、せっかくだから並べてお見せします。
一部、スプレーによるいたずら書きのあとがあるのは残念だけど、
ドラマ撮影時より草が青々と生い茂っていて、
季節のうつろいを感じてしまう。

それにしても水門といい堤防といい、
多摩川の近くは絵になる場所が多いなあ。
昭和の景色そのままのようで、タイムトリップした気分。
0 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2010年07月>
    123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

最近の日記

もっと見る