今日発売のステラ（2/15号）はことのほか待ち遠しかった。
『ちりとてちん』徒然亭の弟子五人勢ぞろいの表紙。
それぞれ個性的なイイ男四人に囲まれて、真ん中で微笑む若狭ちゃん、
羨ましい限り。
以前徒然亭の四兄弟が表紙に登場したのは11/16号。
バラバラだった四人の弟子が再び結集する「意地の上にも三年」の週。
思えばこの頃から完全にやられてしまったのだった。
このときの写真はそれぞれのトレードマークのような私服姿。
草々くんはまだもじゃもじゃの長髪、つんつるてんスーツ。
草原にいさんはデニムシャツに白いベスト、
小草若ちゃんはピンクのシャツの上にアーガイル模様の上着、
四草さんは白いインナーの上に黒いシャツを羽織ってた。
今回は高座のための正装なので、皆男ぶり女ぶりの上がった着物姿。
草原は紺、草々は黒、小草若は赤、四草は朱鷺色、若狭はごく淡い藤色？
若狭の頭には、師匠のおかみさん形見のかんざし。
手前の草原と四草の胸に徒然亭のひぐらし紋がよく見え、
これまでのあれこれも思い出されてついしみじみと見入ってしまう。
皆を抱きかかえるように大きな手を回している草々。
草原にいさんも小草若も四草も、こうして見ると皆目がぱっちりして
目力のあるひとばかり。
オールバックにした四草さんはたいそう麗しいこと。
物語は草若師匠の大変なところにさしかかっていて、
毎日目が離せない。明日も心して臨まねば。
すでに死を宣告されているひとの運命を
はらはらしながら見守っている気持ちは、
『組！』第31話あたりの心情のようだ、と言う友人がいて、
言いえて妙、と納得（組！ファンにしか分からないけど）。
ちりとて以外にも、今週のステラには
『篤姫』のタイトルバックの特集があって嬉しかった。
初回を見た時、「あ、クリムト！」と意表をつかれたけれど、
グスタフ・クリムトの代表作『接吻』などを思わせる、
バックの金箔模様は何故使われたのかと思っていたら、
クリムトはまさに幕末の頃に生まれ、パリ万博に出展された
日本の屏風や絵画から影響を受けていたことから、
モチーフに使ってみたとのこと。
デザイン的に目を惹きつけられるし、シルエット主体ながら
ヒロインの顔が実写で見え隠れするタイトルバックというのは
大河始まって以来のことではないだろうか。
こちらも快調な滑り出しで、楽しんで見ている。
昔っからそうだけれど、やはり私はNHKっ子だなあ。
（＊二枚目の写真はNHKスタジオパークで購入したひぐらし紋手拭・柿色。
可愛いです）
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