「ヒッグス粒子」を発見した素粒子物理学者のヒッグス氏が亡くなられました。ヒッグス粒子というのは物質に質量を与えているものらしいです。物理学の根本に位置する大発見だったようですが、この粒子の実在が証明されたのは少し後になります。科学において大切なのは「再現性」だと聞きました。他の科学者がヒッグス粒子の存在を証明していったわけです。
私たちの施療の分野でも再現性は実証性とも置き換えられますが、大切なことです。文献から見つけ出したお灸のツボの効果について何度かお客様に試用させていただいて実証されていくにつれてそのツボの実効性が確実になっていきます。最近では「めまい」に対してとても即効性の高いツボが実証されつつあります。また口内炎や口角炎に対してもある種のリンパマッサージの実証性が確実になりつつあります。施療もある意味生体化学と言えるかもしれません。様々な症例に対して再現性・実証性を確かめていくことがこれからの課題になりそうだと思っています。
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