ここで一つ、画像付のスレッドを。
日本の鉄道車両の運転室と言うのは原則として【全室運転台】の体裁となっており、これが中間客車と比してかなり定員が減ってしまう一因となっています。しかし、戦前においては民鉄の電車で添付画像のような【半室運転台】が当たり前だった時代があり、これによって制御客車の定員を少しでも多くとれるようになっていました。一般的なツーマン運転をするのに扉開閉のために車掌が左右両側面を行き来することから全室の体裁でないとやっていけれませんが、終日ワンマン運転とするのであれば半室運転台にしても支障はないはずであり(扉開閉の操作も運転台のワンマン機器でやればいいだけのこと)、半室で捻出したスペースを立席スペースや車椅子スペースとして活用すれば無駄がありません。
添付画像の電車ですが、東急の戦前の名車・510形です。
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