観心は、常々瞑想するような心がけで。
五感の門を閉じ、内に注意して、
急がず、怠けず、外に引きつられないようにし、
心を観る。
洗心は、技法で、眉間に清気を集め、呼吸により、
後頭から、うなじ、背骨の両側と降ろし、
腰の当たりの、腎臓に置き、そこから睾丸に至り、
会陰より元の眉間を通り、頭頂より出だし、
降って、喉、喉の下、後ろを通って上丹田に留める。
これを洗心という。
観心は午前が良く、洗心は午後が良い。
これは暇潰しになるし、健康にも良いらしいので勧める。
これと、先の、中空の気の事は、易筋経にあるもの。
中空は熱心にやれば、二日三日で結果が出る。
これらは金剛の体のためで、悟りの基礎らしい。
あるいは無上道の基礎らしい。
無上道は悟りと思って良い。
他にも、静功動功の類が載る。
想うに気功の前身ではなかろうか。
それなりの効果はあるだろうが、
優先順位をつけると、
中空が先で、次が観心洗心になる。
その後が、諸の運動だとする。
濁気を吐き、清気を入れる、
イメージで気を導く、
夜の精気、正午の気を採る。それらがある。
それでも、中空観心洗心が大事である。
易筋経は、達磨が著わし、少林寺にあるものらしい。
中国では奇書である。
少林寺の修行も、こういったものの影響がみられよう。
実践してみたが、色々、すこぶる具合が良い。
全てを実践できないのが残念だが、
重要なのは、上記のもの。
いかがであろうか。
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