久々に劇場へ。
当初は「すずめ…」を考えていたが、あれほどスクリーン数が多いにもかかわらず、いずれもほぼ満席だったので、こちらを。
『
LAMB / ラム』
一応動物が題名につくという点以外は「すずめ」とはまるで違うが(苦笑)、こちらも見ておきたい1本だった。
アイスランドで羊飼いをしている夫婦がほとんどのシーンで描かれる。
寒々しい風景とひと気のない世界、そこで生まれる奇妙な子羊を交えて神秘的ともいえる生活が始まる。
謎に包まれた子羊の正体は実はあまり意外には感じなかった。
本作から宗教(キリスト教)の香りが漂うのは誰しも感じるだろう。
子羊もそうであるが、シンメトリーや横、正面の構図の多用も宗教画を思わせる。
とどめに、ヘンデルの「サラバンド」までも…。
(余談なれど、ピアノのハンマーのフェルトも羊毛を固めた物では?)
やや難解に思わせるのは“子羊”が人間のための存在ではないという点だろうか。
(この辺に『NOPE』とも近い印象を感じた。)
妻のマリア役のノオミ・ラパスの確かな演技力でグイグイ魅せる。
これはWOWOWで。
『マークスマン』
リーアム・ニーソンのアクション映画だが、かなりC・イーストウッドを意識している。
(監督、脚本、製作がイーストウッド主演の『人生の特等席』などのロバート・ロレンツだというのでさもありなん。)
ちょうど『グラン・トリノ』あたりをイメージすると分かりやすいか。
メキシコから命からがら密入国してきたメキシコ人親子と係わることになってしまった男の物語。
型通りで物足りなさも残るが、無敵を誇ったリーアムの新境地(?)ともいえなくもない。
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