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2022年02月20日23:00

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グリーンランド/21ブリッジ/すばらしき世界

最近のWOWOWながら見。

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カチンコ『グリーンランド 地球最後の2日間』

 ジェラルド・バトラー主演のディザスター・パニック映画。
地球に降り注ぐ巨大隕石から逃げ惑う人々を描く。
そこへ行けば助かるというシェルターの存在。
<蜘蛛の糸>にすがる弱い人間の心情が見て取れるが、特にそれ以上でも以下でもない。
自分の家族を優先させる人ばかりで現実的ではあるものの物足りない。

 安全性の高いシェルターに行ける人々の線引きがハッキリしないのもモヤモヤするし、これだけでは主人公が主人公として成立していない。

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カチンコ『21ブリッジ』

 『ブラックパンサー』の主人公を演じたチャドウィック・ボーズマン最後の主演映画。
切れ者刑事役でマンハッタンを封鎖して犯人逮捕を試みる。

 大筋において意外性すらも意外でないほど既視感あるクライムアクション劇だが、タイムリミット迫る中で焦燥感と緊迫感を持ち得るのは、彼自身が命のタイムリミットを知っていたからであろうか。
キャストなどは一流が揃っているのでしっかりと魅せる。

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カチンコ『すばらしき世界』

 西川美和監督による佐木隆三の実際の人物の取材に基づく「身分帳」を原案とした人間ドラマ。
いつもオリジナル脚本の西川監督にしては珍しい。
小説では仮名だった主人公がここでは実名で描かれているところが西川監督らしいか。

 服役から娑婆に出て社会復帰を目指す中年ヤクザ三上を役所広司が演じるが、どれほど幅広い役柄を演じてきていてもキチンと違いを生み出すあたりが重宝される所以でもあろう。
彼の怪演を見るだけでも価値はある。
どう見ても好ましい人物とは思えない主人公の横暴さだが、失敗しても許しを与えない日本の社会の横暴さも浮き上がる。

 ある日、隣に服役囚だった人が越して来たら?
職場で元囚人を偏見なく迎え入れられる社会だろうか。
他人の原作であろうとも揺らぎない演出を見せる西川美和監督の手腕は健在。

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