ウホッホ探険隊

ウホッホ探険隊おもしろかった。青大将の頃と違ってエイティーズの田中邦衛はこの作品にしても北の国からにしてもモテまくる。エイティーズのイケメンが多数出演している。カメラマンの時任三郎、野球選手の柴田恭兵、ロックンローラーの陣内孝則、今日で言えば、斎藤工、新庄剛志、内田裕也というような面々となるのか、ちょっと年齢的時差ができているな。十朱幸代、生活臭のあるエロスは素敵である。結婚しない女やクレイマークレイマーの頃のアメリカに呼応するかのような作品であるが、家族ひとりひとり、夫婦の諸事情により探検するかのような体験をするも、アメリカと違ってまだ免疫がそこまでないのだろうか、探検隊はジャングルに入っても遭難や人食い族に襲われない限り帰還できるように、家族は探検をしたあとまた元の場所へ。されど、その体験した意識は過去のものではないし、あのエンドロールの不明瞭な画像における戯れのように、その後はオーディエンスの想像に受け渡される。カメラワークがとてもおもしろかった。

ps
お酒が好きなのだろう森田芳光、ときめきに死すで杉浦直樹がお酒飲んでいいですか、と言って、食事中に飲み始めるけど、田中邦衛も俺は飲むと言って飲み出す。私生活的に間を持たせない感じでのお酒なのか、映画内的なリズムの置き方か、どちらにしても、なんかそんな傾向を出ているような感じがした。