mixiユーザー(id:2566286)

2021年11月13日12:57

45 view

80年代の日本映画雑談14


なるほど、戦後はそれを嘆くにしても笑い飛ばすにしても、それを跳ね返し生き抜くにしても儚くかれすすきするにしても、ヒンコンが表されていたのか。現在のブ、ブ、ブブッ厚い中間層の日本ではそれはないのかな。89年の一杯の掛けそばは時代錯誤と言われるのはまだいい方で、差別だとか国辱とか一部では言われたみたいだけれど、なぜ小説のほうはブームになったのかな、もったいないと同じ受け取り方だったのかな。やっぱり現在という時代的にナンセンスだったのかな。なことはなく、最近でも大コメ騒動があるし、万引き家族もある。が、スワロウテイルは外国人が大きく住みだし構造変化が起こった日本でのそれであり、万引き家族や誰も知らない、或いは東京漂民も格差社会や社会問題における表され方であり、戦後に表された貧困とは違った見でみるべきものかな。

現実ではそうではないけれど、ヒンコンは79年のあゝ野麦峠でいったん終了したのか、或いは楢山節考の83年か。ヒンコンに代わり萌える百恵や薬師丸のアイドルなのか。喜怒哀楽は偶像にいったん閉じ込められてしまう。そうした時代に、ハリウッドのブームにあやかったのもあるのか、パニック・スペクタクルも現れる。されど、啓示に向かうポセイドン・アドベンチャーや悪魔と闘うジョーズに表される神問題と違って日本、やはり戦後のヒンコンの風潮、すなわちサヴァイヴァルを主軸にスペクタクる。八甲田山も戦国自衛隊も復活の日も、そして究極の南極物語のサヴァイヴァ―犬も、みんなスペクタクる。ヒンコンは社会的貧困も心の貧困も戦後から現在にかけてベースとなり、ヒンコン、アイドル、サヴァイヴァルが三位一体として邦画には在り続けている。と言うのもあり?
1 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2021年11月>
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
282930    

最近の日記

もっと見る