ここでちょっこしと、関西ネタを。
関西地方にいくつか有力な電気鉄道事業体が存在しますが、JR西日本を筆頭に阪急・阪神・近鉄・京阪・南海といった大手在阪民鉄が大阪市に本拠を構えています。これら事業体の営業エリアも関西電力管内にありますが、近鉄のみ中部電力管区へと飛び越えて路線網を張り巡らせています(三重県と愛知県)。
在阪の電気鉄道事業体はJR東日本のような自社発電施設を持たないために、関西電力からの電力供給に依存するより他はありません。が、関西電力は原発依存率が他の電力事業者よりも高いために、若狭地方にある全ての原発を「まとめて完全停止」したとなれば当然のことながら関西電鉄業界は未曾有の大ピンチに見舞われかねないことが予想されます。それでも運行を続けるとなれば、特に夏季においては日中における運行本数もしくは運用本数を通常よりも半分にまで減らさないと鉄道以外の分野の人達が迷惑をこうむりかねません。
ただ、在阪の大手民鉄は協調性が長けているので、その気さえあれば共同の発電施設を設営し、電力の「分け合い」をして凌ぐことでしょう。
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