天というのは運命というか人知を超えたものなのかもしれません。何しろ自分で助かりたいと努力しているものでないと天であろうと他者であろうと助けようと思っても助けられないし、ただ手をこまねいて突っ立っているだけの人にはどうにも手の出しようがありません。
当院に来られる方の中にもまれに全く自分の健康や身体の事を気にしないで生きておられる方がおられます。こういう方には手の出しようがありません。助けてほしいとは全く思っておられないのですから何を言っても無駄だなぁと感じてしまいます。緩慢な手順で自らを殺しているように感じてしまいます。刹那主義なのか快楽主義なのか、それでも周囲に迷惑をかけずに生きていかれるのなら良いのですが、結局はそういう生き方をされていては周囲に負担をかける結果になるのではないかと思ってしまいます。
せっかく生まれてきて「生かされて」生きているのだからより良く生きる誠意だけは自分に対して持ってほしいものです。
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