『
ハニーランド 永遠の谷』
劇映画と聞かされても疑問を抱かないほどドラマチックな北マケドニアのドキュメンタリー。
米国アカデミー賞でドキュメンタリー部門と国際長編映画賞の両方にノミネートという奇跡的結果も話題に。
貧しく厳しい環境下で蜂蜜を取って生計を営む女性がマケドニアの雄大な風景とともに映し出される。
太古から続く生き方を実践する主人公と対比するような形で“隣人一家”が登場する。
つつましく生きる主人公に比べ目先の利益を追い求める。
人間の強欲にたいして痛烈な戒めには頷くのみ。
自然の中で生かされていることに謙虚になれない人間は“高い授業料”を支払わなければならないのだろう。
エコが叫ばれる時代に一筋の道を指し示すようなメッセージに我が身の事として考える。
自然の厳しさに絶望を感じる一方で再生力に少しの希望が顔をのぞかせる。
聞くところによると3年間密着したそうだが、この状況で存在を消せたカメラがスゴイ。よほど信頼感を得ないと難しいだろう。
ドキュメンタリーの一つの頂点かも知れない。
(WOWOWにて鑑賞)
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