仕事がひと段落して時間が少し取れたので未見のソフトを鑑賞。

『ビルとテッドの大冒険』
このシリーズ、つい最近長きブランクの末に続編が作られたのだが、実は初めて見る。
今観ると何やら古臭い80年代が満載。
至る所ノスタルジックに思えて時の経過を感じた。
ブレイクする前の若きキアヌ・リーブスは楽しめるが、その後の『スピード』や『マトリックス』は想像つかない。
だが、パンデミックで長く疲弊した神経にはこうしたあっけらかんとした脳天気の作品は良い薬にも感じる。
あらすじは、ロックスターを夢見る落ちこぼれ高校生の二人組が偶然手にしたタイムマシンを使い過去の偉人たちを連れてきて課題を完成させようとするハチャメチャコメディ。
誰も彼も知っているような有名人ばかりを使いゆる〜いギャグの連発。
下手に古い作品よりも古臭く感じるのはこの時代(80年代)だからか。
MTVの黎明期を思わせる“もう戻れない懐かしい世界”が目の前にあった。

『雨に唄えば』
言うまでもない名作ミュージカル。
古いといえば、こちらの方がさらに古い。
主題歌や雨中のシーンこそ知ってはいたが、通してみたことがなかった。
サイレントからトーキーにかけて変換点にあったハリウッドの内幕を描くミュージカル。
ドン(ジーン・ケリー)に惚れる大女優リナ・ラモント(ジーン・ヘイゲン)にはトーキーになって声質が悪くサイレント期の人気を保てなかったグレタ・ガルボがモデルだろうか。
ミュージカル劇の吹き替え問題は『マイ・フェア・レディ』なども頭をよぎる。
土砂降りで楽しく歌うドンの姿は逆境をバネにする力強さを感じ取れる。
リナも自身の弱点と向き合って苦手を突き破って欲しかった。
(今どきの映画ならそういう展開もあるか)
主人公のジーン・ケリーも良いがドナルド・オコーナーのステップのキレに痺れる。
まさに見入るとはこのこと。
メル・ブルックスも褒めたという`Make Em Laugh`は出色の出来。
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