『
シン・エヴァンゲリオン劇場版 』
長かった。90年代から始まり社会現象ともなったTVシリーズの新劇場版シリーズがようやく完結編を迎えた。
主だった声優陣に変化がなかったのも奇跡と言えるかも。
庵野監督や制作スタッフも見届けた観客も様々な感慨があるに違いない。
出来栄え云々よりも月並みだが、まずは「ありがとう」と言いたい。
(出遅れたために周囲からのネタバレが侵食してきていて、ちょっと焦っていた。特にこの間のNHKの特番はこわごわチラ見。)
TVシリーズをベースにした『序』から徐々にハンドルを切って、新しい要素を加味し『Q』で大風呂敷を広げてきたが、至る所に散りばめられた謎がすべて回収できたとは思わないまでも「ああ、終わったんだ」と実感できた。
155分の上映時間は心配したほど長くは感じなかった。
ある意味必要な尺だったと思う。
小津映画のような日常描写がしっかり描かれた前半があるからこそ派手なバトルの後半にメリハリもつく。
完結篇でありながら新しい表現に踏み出し、オマージュなのか宮崎駿や新海誠を思わせるようなシーンも…。
大風呂敷を広げた作品でありながら、その実パーソナルな…いわば私小説ならぬ私アニメではないだろうか。
一区切りつけてからの庵野監督のこれからを楽しみにしている。
タイトル最後の記号は楽譜の反復記号。
熱心なファンは幾度も反復することだろう、それだけの価値はあると感じた。
しかし、昨年11月から約4か月ぶりの劇場鑑賞の道のりも長かった。(涙)
次はこれほど空かないことを祈る。
ログインしてコメントを確認・投稿する