うなぎと餃子を求めてこだま号へ飛び乗った。(←飛んでない)
品川駅のコンコースで見かけた中国語で語り合うノーマスクの東洋系ペア。
まるで、毒を盛られた金さんと、毒カレーを盛りつけた林さんのような、何とも非常識オーラの滲み出るカップル
すでに抗体持ちなのか、そこだけ2年前の羽田空港のようだった。
あまり気持ちのいいシーンではないけど、こんな日常に早く戻ればいい。
こだま号自由席は100人定員で乗車率1割程度。
各駅に停まるたびに乗客は増やしているけど、それでも、3席シート1人掛けというグランクラスな空間。
まずは浜松駅に降りて、音符のモニュメントに一礼を告げる。
あとでストリートピアノでも弾きにくるからね
団子より花。うなぎと餃子よりも、まずはアート
レンタカーは高速に乗って掛川へと向かう。
掛川駅から徒歩圏内の資生堂アートハウスは、土日月休業という、真面目な仕事人は立ち入り禁止。ポーラやメナードとは一風変わった不思議な美術館。しかも、無料。
人生2度目の拝観に至る。
初動は気にしていなかったけど、今回は谷口吉生建築を十二分に堪能できる。
これも建築の奥の深さに気がついてこその至福
雨予報を縫った曇り空のうちに屋外展示堪能。
『第二次 工藝を我らに 第二回展』(資生堂アートハウス)
十四代今泉今右衛門
中條伊穂理
水口咲
三代吉羽興兵衛
美術品として扱われている工芸品を、正月から大晦日までの家庭行事など生活の場に取り戻すための試みとして企画されたシリーズ展。
なかなか興味深い。
所蔵する彫像彫刻品の数々。
イタリアン彫刻家3Mのうち、マリーニとマンズー。
『道標・鳩』は柳原義達。
ほかには安田侃や舟越保武、ファッツィーニなどが観ることができる。
大理石の瞳が恐ろしい『唐突な山』は舟越桂。
メゾネットな2フロア空間を、およそ50分ほどかけて鑑賞し終え、フロントでキャプションのない絵画についてお伺いを立てようとすると、凛とした女性が声を掛けてくる。
「私に分かることがあれば、お答えしましょうか?」
これがステキなんですよ。アート女子のツーショット。
マスク越しに訊ねてみた椅子の作家と日本絵画の作家名。
「マルセル・ブロイヤーのワシリーチェア。バウハウスの作家ですね。日本絵画は金山平三さん」
先生によると、兵庫では小磯良平か金山平三が二枚看板ということである。
他にも、屋外展示や設計者・谷口吉生の話題など。まるで原田マハさんと会話をしているような立て板に水解説。素晴らしい。
「キュレーターさん…ですか?」
「はい(笑)。また是非、いらしてください
」
いつもいつも、館長さんやキュレーターさんに話を聞くことができるこの僥倖。
ありがとう。
(つづく)
■沖縄のジンベエジェットに子供ができた?!「かわいい」「実物見てみたい!」と話題 航空会社にも聞いた
(まいどなニュース - 03月12日 19:10)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=262&from=diary&id=6443786
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