とてもとても古い話で恐縮ですが、去る11/28〜29の日程で私が所属しているオルゴールの愛好家団体「日本オルゴール愛好会」の秋季大会が山梨県北杜市清里にある萌木の村株式会社のオルゴール博物館の地階にあるスタジオ・ネッタで開催されました。
退屈な会計報告や議事はさておき、オルゴールと関連書籍のオークションが開催されました。今回は私が世話役、なにしろ初めての経験なので愛嬌というか失敗や不手際のオンパレード! 迷惑をかけた皆さんには本当にごめんなさい。
出品されたオルゴールの中の白眉は写真1の中央にある大きなサブライム・ハーモニー・オルゴール、写真2はそれに組み込まれている3枚で一組の櫛歯。収録されていたのはもう上演されることも無くなった時代遅れのオペラの一節ですが、その力強い音とすばらしい編曲はとても印象深いものでした。ただ、とても重い、一人では持ち上げることもままならない。私も喉から手が出るほど欲しかったのですが、世話役が品物に手を出すのは道徳的にいかがなものかと思い遠慮しました。
http://kodemari.net/recitalidx.html/../mp3/Lot-1SHall.mp3
リードオルガンを組み込んだボワ・セレステ・オルゴール(写真3)も出ていました。この個体はオルガンを鳴らすフイゴ(鞴)が完全に機能していて、オルガンがメロディーラインを受け持つという後期のボワ・セレステの特徴がよく現れていました。
http://kodemari.net/recitalidx.html/../mp3/Lot-2VCall.mp3
出品されていたものはすべて完売、オークションとしては成功といえるでしょう。
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