『
海の上のピアニスト イタリア完全版』
生涯を海の上で過ごしたピアニスト“ナインティーン・ハンドレッド”の物語。
初公開された時には短縮版とは知らずに観ていたが、時を経て完全版と言われる大長編が公開。
実は韓国盤ブルーレイに日本語字幕がついているのを知って(昨年だったか)購入していた。
しかし、日本公開される前に見ることもなく、日本盤が出るタイミングまで待ってしまったのは勿体なかった。
基本的なストーリーラインに変わりはないが、時代をつなぐ細かなエピソードが楽しい。
確かに伝えたい内容をかたる上ではこの上映時間は必ずしも必要ではないのかもしれないが、鑑賞していて退屈はしない。
監督・脚本のジュゼッペ・トルナトーレといえば『ニュー・シネマ・パラダイス』が想起される。
向こうも後に長尺バージョンが公開されたのを思い出す。
あとから長尺をリリースするのはこの監督の特徴なのだろうか。
ただ、『ニュー・シネマ〜』の方は完全版の是非は分かれるところ。
それに比べたら、まず安心して鑑賞できるのではないか。
加えられたエピソードは過剰にならずに、むしろ“ナインティーン・ハンドレッド”の人生が豊かに感じられる。
今は亡きエンリオ・モリコーネのスコアに酔いしれるひと時。
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