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2020年10月19日22:24

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《2020岡山2-2》1/365の奇跡

旅行先、否、出張先でもGo To EATでランチ予約。
如何にも怪しい中国人シェフの中華料理屋。
味はまずまずだけど、無口な店員さんが不愛想に配膳している。
レジでGo To利用を告げると、いきなり笑顔で、
ブタ「500エン、500エン、どんどんつかうとイイアルヨ指でOK明日もいま、予約スルカ?」
さすがチャイニーズ。カネに目ざとい目
しかし、すでに川崎なう飛行機

《岡山2》承前
https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1977257462&owner_id=8666179
岡山行きが決まってから、幾つかのアートスポットを探し当て、導線に当てはめる。
どうしても行きたい場所は2つ。南北に相当離れているが、日本全国ディスタンス礼賛。
クルマがあれば、どこにでも行けるものだ車(セダン)

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『-個人コレクションを中心に- 美術巨匠逸品展』(瀬戸内市立美術館)
まずは、投宿先の岡山からクルマで東上すること40分。
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図書館と併設された公共ビルのルーフトップ。
フライヤーを手にしただけでもヨダレの止まらない作家陣。しかも、個人蔵の掘り出しもの。つまりは、ほぼ初見。
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東山魁夷さん。いまなら、宮城県美術館でとってもステキな彼の障壁画が観られるよアート
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『日輪』『月夜』(高山辰雄)も素晴らしいが、この展覧会で改めてその偉大さを認識したのが加山又造。少し本気で追いかけてみようかな。
ロウソクは高島野十郎。
さて、ベスト・オブ・ベストが2作品。
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『小猫』(藤田嗣治)
犬派のおいらであっても、この子猫の可愛さは伝わってくる。
床に見つけた蟻だろうか。きっと、このあと前足で引っ掛けて踏みつぶしてしまうのだろう猫
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『タイドウォーター 月光』(千住博)
滝や鹿ではない千住博。月の引力により持たされた潮の満ち引きを鮮やかな金箔と漆黒で描く名作。膝が震えた。
これだからTripenartはやめられない。(←やめない)

オリーブの郷・牛窓(うしまど)から、わずか20分もかからずに宝伝港へ到着する。
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偶然に手繰り寄せた船ルート。犬島までわずか10分船
瀬戸芸の舞台となる瀬戸内の島々で、唯一、岡山県に在する犬島は、2013年以来、7年振り2度目の訪島。
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7年前には気が付いていなかった岡山ルート。お陰で直島⇒豊島⇒犬島へとたどり着き、当時の日記を紐解くと精錬所美術館の評価(★5)と感動だけが綴られていた。
7年前と同じようにビジターセンターに足を運んでみたら、ちょうど、10人ほどの島民たちが衣装をまとって出てくるところ。1人は鬼面を抱え、数人は笛や太鼓を持っている。
ハロウィンにはまだ早いし、限界集落にハロウィンは似合わない。

チケット売り場のおねえちゃんに、いつものように語り掛けてみると、
ひよこ「今日は1年に1度の神楽の日ですよほっとした顔」との答え。
それはそれとして、犬島のレコメンドコースも尋ねてみると、
ひよこ「11時30分から1時間のガイドツアーがありますよ指でOK
時計を見ると11時20分。
ただ、問題は帰りの船便。予定では13時10分、つまり2時間の在島をプランニングしていたので、1時間のガイドツアーはややきつい。さて、悩み思案六法。
答えは瞬時に導き出す。周りには可愛い女子だらけの島ペンギン
船便を1つ遅らせて14時出発便で、そのあとのストーリーを考えよう。
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ガイドツアーの集合場所は『家プロジェクトF邸』。
家プロジェクトの唯一無二の感動は、瀬戸内へ行ったものしか理解できないだろう。
直島、豊島、犬島とベネッセが仕掛けたプロジェクトは、限界集落であった過疎の島民に笑顔と生き甲斐を与えている。
その中心地に立っていること。これだけでさえ、奇跡的にありがたい。
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妹島和世&名和晃平。
石巻に居たwhite deerは、間違いなく、ここF邸を観ていた。このビッグバンから生まれたとでもいうように。
定刻。F邸に見知らぬ人は誰も来なかった。
蟹座「貸切…独占ガイドツアーですか?」
ひよこ「そのようですね(笑)」
60分後の感想を先に書くなら、エクセレント。
ベネッセのホスピタリティが100%伝わった。お陰で7年前の感動を、さらに1000倍ほど超越した感動。2022年、瀬戸芸での再会を約束(当社比)した。
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家プロジェクトの幾つかでガイダンスを伺いながら、ちょうど道の向こうから篳篥の音が聞こえてきた。
蟹座「神楽がやってきますね」
ひよこ「とてもラッキーだと思います。私も2年ほど、ここの担当をしていますが、神楽に出会うのは初めてなんです」
島の世帯数は数十程度のはず。人口は100人程度だろう。
たまたま犬島を訪ねたその日、10月17日が伊勢大神楽の日に当たり、各住居に角付けしてオオイヌの獅子が舞う犬
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そして、その瞬間に立ち会うことができたペンギン
ガイドさんもルートを外れて、共に町内会長の宅で舞う神楽を堪能する。
ひよこ「おかげさまで良いシーンに出会えました」
ゲストの言葉ではない。ホストからの言葉。
365分の1の奇跡。365分の1の僥倖。
雨降りの島内であったけど、そのハンデを倍旧に還すほどの瞬間だった。
犬島の感動はまだまだ続くのだけど。
(つづく)



新幹線都道府県魅力度、どんな調査
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=2&from=diary&id=6273642
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