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2020年08月31日13:37

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ルパン三世


作家性でいつもレンタルするけど、今回はアトランダムで選ぼうとレンタル。とは言っても、目隠しして触れたパケを選ぶとかのシュールレアリズムでセレクトするではなく、一応、観たかったのを選ぶ。ルパン三世とディストラクションベイビーズと麻雀放浪記の新しいの。でも借りたあと、そういえば、カンフーハッスルとかのアジア映画を観たかったんだ、と思い出しちょっと後悔。

『ルパン三世』
邦画でハリウッド的なつくり、では、三池崇史は目玉の松ちゃんから綿々と続く邦画の伝統なのかなと思いながら追っていくと、日本語で統一し、吹き替え自由、タイではタイ語、香港では広東語、という感じのつくりにまずおもしろいな、となる。アジア映画的な感覚である。ショットの数が多いな、映画は眼の錯覚とはいえ、その数で目くらませさせていくのか、画面のシェイクはないけど、24シリーズっぽいつくりだなと思いながら追っていく。山田康夫やルパンのアニメは私的には遠い日々になってるからかそれらへの先入観を持たずにでき、けっこう楽しめた。オリジナルに遠からず近からずでの彼らしいオリジナルなもの、小栗旬のルパン造形も巧さを感じる。できれば、アニメみたいにフィアットが宙に飛んだりしながらのアクションが欲しかったけれど、北村龍平はアメリカ映画にこだわるのだろう、横へのぶつかりや追い抜きや相手のクルマへの移動やクルマの転がりやそんな感じで構成する。ちょっと空間的なダイナミズムはアメリカ映画みたいにはできず、狭い場所でのやりとりなとこあったけど、しっかりした造りである。紀里谷和明の映像言語の模索のようなアクションの方がおもしろかったけれど、学生映画の延長的なセンスでのアクション的な感じだろうか、でも、北村龍平のイロなんだろうな。


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