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2020年08月18日21:10
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《2020金沢4》礼《アート》
のどぐろの大将から教えていただいたレコメンドが2つ。
『鼠多門橋』『更科藤井』
「この２つ、必ず行け
」ぐらい強烈な、おススメだった。
なので最終日。
《金沢4》承前
https:/
ホテルから『まるびぃ』までは徒歩で15分程度。
事前予約した10時に合わせて、散歩がてら9時過ぎにチェックアウト。
のどぐろの大将に薦められた金沢城『鼠多門橋』は140年前に失ってから、この7月18日に架け替えられたばかりとあって新鮮な木の香りがぷんぷん匂う。
こいつは朝から清々しい
玉泉院丸庭園を左手に観ながら、公園の清掃員に『まるびぃ』へのアクセスを尋ねると、ビニール傘を手に「あの迎賓館の裏手だよ」と、自慢の美術館を誇らしげに語る。
そういえば、8月15日。その迎賓館に掲げられた日の丸は哀しく半旗でたなびいていた。
9時55分、金沢21世紀美術館到着。
愛称『まるびぃ』は、円い美術館から
入館時間に余裕を見てまずは外周の屋外展示に10年振りのあいさつ。
光の三原色『カラー・アクティビティ・ハウス』はオリファー・エリアソン。
東京都立現代美術館で大規模展覧会を観たばかりの作家が、ここに健在。
前日、KAMUで新作をチェックしたレアンドロ・エルリッヒは『スイミングプール』。
実は、プール地下は整理券がないと入場不可。展覧会に集中しすぎて、不覚にも整理券をもらい忘れたが、一度は見上げているからいいよね。
屋内展示となるが、ヤン・ファーブル『雲を測る男』には思い出がある。
金沢21世紀は今回3度目。1度目は外周だけを覗いて終わったが、2度目の2010年は本気で『まるびぃ』に取り組んだ。
当時の企画展は『ヤン・ファーブル×舟越桂』という垂涎の展覧会。さらに、口笛と砂絵のコラボライブ『Juan Pablo Villa』のパフォーマンスを、前売り券を買ってまでやってきているのだから、なかなかのものである。（←自負）
だからこそ、金沢21世紀美術館はマイベスト5にランクインする国内美術館
『ブルー・プラネット・スカイ』はアートの街ならレギュラーとして現れるジェームズ・タレル。彼の作品に初めて出逢ったのがここだった。
つまり、現代アート・インスタレーション代表作の集大成。それが『まるびぃ』。
もっともっと常設展示。
特に男子トイレ、女子トイレの別々に展示されたピピロッティ・リスト『あなたは自分を再生する』。これがあるだけで、女子たちは表情ひとつ変えずに男子トイレに入ってくる。男子陣はカップル相手がいないと、女子トイレに入ることはできないというのに。
10時。
予約済なので影響はないが、当日券売り場にはとぐろを巻いて行列ができていて、コロナを忘れるほど、相変わらずの大人気ミュージアム。
予約状況を確認すると、内藤礼よりもDeスポーツ展に人気が偏っている様だ。
いずれにしろ、コロナの季節では最高の観客数を経験。日時予約で助かった。
金沢へやってきた２つのミッションのうち、その2つ目。
因みに1つ目は谷口さん。そして2つ目が内藤さん。
『内藤礼 うつしあう創造』★5．
水戸芸術館に続き、2度目の個展鑑賞。
ドレスコードと言われる白い衣装は、あまり数多くなく、しかもセキュリティスタッフが入室する観客に答えを告げる。どうやら、内藤礼、初心者地帯。だからこそ、何がなんだかわからないまま出ていく人々を観るのも面白い。これも、鑑賞方法の一つ。
スタッフに「作品に気が付かないで出ていく人の方が多いでしょ？」と、問いかけてみたら、激しくうなづいた。
作品『母型』では、天井からランダムに水滴が落ちてくるという。
いつ落ちてくるかわからない水滴を待って、床に座り込んでその時を待った。
SANNAと内藤礼、つまり豊島美術館の再来。
これほど素晴らしい展覧会があっただろうか。（←あった）
2つ目の展覧会『De-Sport：芸術によるスポーツの解体と再構築』★2．
観たことのあるインスタレーションはまだしも、何となく雑な企画で評価は低い。
ビデオ映像はトーチを持った女性ランナーが山を登り、海へと出て、海辺のボートを燃やし尽くすんだけど、静かに淡々に、そして意味もなく流れる映像に、隣ではえくぼな女子が立ったまま寝ていたよ
3つ目の展覧会『安西剛 ポリ』をちゃっちゃと済ませ、都合3時間の金沢21世紀美術館を満足気分であとにする。
そうだ
腹が減った。蕎麦を喰おう
『更科藤井』
のどぐろの大将、ご推薦。ここもまた、とても美味しいよ
（つづく）
■武漢のプールに数千人 観光客呼び戻しに当局も支援
(朝日新聞デジタル - 08月18日 18:18)
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『鼠多門橋』『更科藤井』
「この２つ、必ず行け」ぐらい強烈な、おススメだった。
なので最終日。
《金沢4》承前
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ホテルから『まるびぃ』までは徒歩で15分程度。
事前予約した10時に合わせて、散歩がてら9時過ぎにチェックアウト。
のどぐろの大将に薦められた金沢城『鼠多門橋』は140年前に失ってから、この7月18日に架け替えられたばかりとあって新鮮な木の香りがぷんぷん匂う。
こいつは朝から清々しい
玉泉院丸庭園を左手に観ながら、公園の清掃員に『まるびぃ』へのアクセスを尋ねると、ビニール傘を手に「あの迎賓館の裏手だよ」と、自慢の美術館を誇らしげに語る。
そういえば、8月15日。その迎賓館に掲げられた日の丸は哀しく半旗でたなびいていた。
9時55分、金沢21世紀美術館到着。
愛称『まるびぃ』は、円い美術館から
入館時間に余裕を見てまずは外周の屋外展示に10年振りのあいさつ。
光の三原色『カラー・アクティビティ・ハウス』はオリファー・エリアソン。
東京都立現代美術館で大規模展覧会を観たばかりの作家が、ここに健在。
前日、KAMUで新作をチェックしたレアンドロ・エルリッヒは『スイミングプール』。
実は、プール地下は整理券がないと入場不可。展覧会に集中しすぎて、不覚にも整理券をもらい忘れたが、一度は見上げているからいいよね。
屋内展示となるが、ヤン・ファーブル『雲を測る男』には思い出がある。
金沢21世紀は今回3度目。1度目は外周だけを覗いて終わったが、2度目の2010年は本気で『まるびぃ』に取り組んだ。
当時の企画展は『ヤン・ファーブル×舟越桂』という垂涎の展覧会。さらに、口笛と砂絵のコラボライブ『Juan Pablo Villa』のパフォーマンスを、前売り券を買ってまでやってきているのだから、なかなかのものである。（←自負）
だからこそ、金沢21世紀美術館はマイベスト5にランクインする国内美術館
『ブルー・プラネット・スカイ』はアートの街ならレギュラーとして現れるジェームズ・タレル。彼の作品に初めて出逢ったのがここだった。
つまり、現代アート・インスタレーション代表作の集大成。それが『まるびぃ』。
もっともっと常設展示。
特に男子トイレ、女子トイレの別々に展示されたピピロッティ・リスト『あなたは自分を再生する』。これがあるだけで、女子たちは表情ひとつ変えずに男子トイレに入ってくる。男子陣はカップル相手がいないと、女子トイレに入ることはできないというのに。
10時。
予約済なので影響はないが、当日券売り場にはとぐろを巻いて行列ができていて、コロナを忘れるほど、相変わらずの大人気ミュージアム。
予約状況を確認すると、内藤礼よりもDeスポーツ展に人気が偏っている様だ。
いずれにしろ、コロナの季節では最高の観客数を経験。日時予約で助かった。
金沢へやってきた２つのミッションのうち、その2つ目。
因みに1つ目は谷口さん。そして2つ目が内藤さん。
『内藤礼 うつしあう創造』★5．
水戸芸術館に続き、2度目の個展鑑賞。
ドレスコードと言われる白い衣装は、あまり数多くなく、しかもセキュリティスタッフが入室する観客に答えを告げる。どうやら、内藤礼、初心者地帯。だからこそ、何がなんだかわからないまま出ていく人々を観るのも面白い。これも、鑑賞方法の一つ。
スタッフに「作品に気が付かないで出ていく人の方が多いでしょ？」と、問いかけてみたら、激しくうなづいた。
作品『母型』では、天井からランダムに水滴が落ちてくるという。
いつ落ちてくるかわからない水滴を待って、床に座り込んでその時を待った。
SANNAと内藤礼、つまり豊島美術館の再来。
これほど素晴らしい展覧会があっただろうか。（←あった）
2つ目の展覧会『De-Sport：芸術によるスポーツの解体と再構築』★2．
観たことのあるインスタレーションはまだしも、何となく雑な企画で評価は低い。
ビデオ映像はトーチを持った女性ランナーが山を登り、海へと出て、海辺のボートを燃やし尽くすんだけど、静かに淡々に、そして意味もなく流れる映像に、隣ではえくぼな女子が立ったまま寝ていたよ
3つ目の展覧会『安西剛 ポリ』をちゃっちゃと済ませ、都合3時間の金沢21世紀美術館を満足気分であとにする。
そうだ
腹が減った。蕎麦を喰おう
『更科藤井』
のどぐろの大将、ご推薦。ここもまた、とても美味しいよ
（つづく）
■武漢のプールに数千人 観光客呼び戻しに当局も支援
(朝日新聞デジタル - 08月18日 18:18)
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