『
ナイブズ・アウト 名探偵と刃の館の秘密』
見事なまでにアガサ・クリスティーっぽいミステリーを演出したライアン・ジョンソンのオリジナル脚本。
食わせ物が集う一家での騙し合いに名探偵の推理が光る。
アカデミー賞脚本賞にノミネートされただけあり、二転三転するトリッキーなドラマを楽しんだ。
アガサ・クリスティーのスタイルを踏襲すべく容疑者たちがオールスターキャストなのも嬉しいところ。
探偵ブノワ・ブランに007のボンド役で知られるダニエル・クレイグをキャスティング。
口調が訛っていてスマートなボンドとは一味違う芝居をみせる。
ボンド役は降板らしいので、今後ダニエル・クレイグの新たな当たり役となるか。
外連味たっぷりのカメラワークにユーモアの味付けも効いている。
正直、真犯人は途中で気が付く人も多いだろう。
その俳優が持つパブリックイメージをうまく活用したということか。
謎解きの鍵は<穴>だろうか。
犯人は首尾よく運んだつもりだろうが、既にほころびが出ていた。
格差社会への批判や移民問題など現代社会へのアプローチも周到。
看護師を演じたアナ・デ・アルマスのキュートさに目が釘付け。
続編化も決まったらしいが、彼女の続投はさすがにないかな。
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