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2019年10月01日22:16

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《2019世田谷2》聖城でさえある街

https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1973086815&owner_id=8666179
(承前)
吉田五十八を訪ねて猪俣邸に1時間。
ボランティアガイドさんから次なる目的地を教示され、歩くことおよそ3分。
ヒマラヤ杉をランドマークにして、左手に見えてくる羊羹、否、洋館家
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《旧山田邸(旧山田家住宅)》
歴史はわずか80年。終戦後、GHQの撤収にあって壁がデニム色に染められて、さらに持ち主が変わって今に至る。
一般公開はわずか2年前。遺族の厚意によって世田谷区に寄贈された物件は、例えば照明器具は別の歴史的建造物から付け替えたり、デニム色の壁をもう一度、昭和12年当時に修復したりと手を加えている。
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「設計者があきらかでない」と断ったうえで、ガイドさんが「湯島にある岩崎邸を設計したジョサイア・コンドルの系列ではないか」と、教えてくれた。
設計者不明ではもったいないほどの、立派な建築物。これも拝観無料と太っ腹。

山田家をあとにして、次なるは世田谷美術館分館巡り。
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往く道の途中に見つけたチロルな家は、これでも民家家
さすが成城、すごいなぁ〜。というよりは、やっちゃったなぁ〜ペンギンというキラキラハウス。

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《清川泰次記念ギャラリー》
世田谷には世田谷美術館を本館として、区内に在る著名作家旧アトリエを分館として3つ公開している。
クルマがあれば1日3館は容易だが、電車・バスを乗り継いで本館・分館コンプリートのつわものも居ると聞くペンギン
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展示室はワンルームのみ。清川画伯の作品が2段重ねに陳列され、入館料200円らしいあっさり感で5分ほどで鑑賞を終えた。
これで退くにはいささか残念感だけが残ってしまう。
別室の区民開放ギャラリーに寄ってみた。
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《彫刻師・瀧口健治とファミリー展》
中央に堂々と鎮座する彫刻が琴線に触れる。
顔つきが素晴らしいウッシッシ
展示作品をつぶさに眺めていたら、展示室にいたおっさんが話しかけてくる。
主に、作家さんの家族に関する話が切っ掛けだっただろうか。話の内容がかなり濃厚になので問わず語りに尋ねてみた。
蟹座「失礼ですけど、こちらの作家さんですか?」
答えはビンゴ。
現役時代は特別支援学校の教師だったそうで、当時の児童たちの素直な笑顔を彫刻に刻んだそうだ。なるほど、とても自然で清らかである。
疑うことを知らず、我がままに、自分を愛してくれていると知ると徹底して愛を返してくれる彼ら、彼女らは、常に真剣に生きている。
作家さんは教師を定年で辞めた後《彫刻師》として、やりたかった趣味を実現させているそうだ。
犬「このギャラリーにふらっと来る人はたくさんいるんですが、みんなふらっと帰っていくんです。あなたのように、じっくり観てくれていると嬉しくて話しかけたくなるんですハート達(複数ハート)
それはお互い様。こちらだって、話しかけてくれるだけで嬉しくなる。
湯河原・空中散歩館のお母さんがそうだったようにね。

もう少しだけ、寄り道してみよう。
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清川分館に行く途中に視界に入っていた《カトリック成城教会》。
未だに教会へ足を踏み入れたことのない人は、怖がらずに入ってみるといい。
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壁にかかるキリストの復活が木版彫刻が素晴らしい。
後方には小さく遠慮がちなパイプオルガン。
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正面に掲げられた十字架の背景にある正円のオーナメントには、何かしらの意味があるのだろう。いつか、知っている人から教えていただこう。
無宗教はこういう時にもの凄くお得なのだ。深く踏み込むつもりもない。
神社仏閣教会に続き、そろそろモスクにも手を出そう。
好きなものを多く持つと人生が豊かになる。そりゃそうだ。



ペンギン頭の良さや人付き合いの上手さよりも…… 「好きなものを多く持つと人生豊かになる」を描いた漫画に共感多数
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=128&from=diary&id=5809984
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