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2019年09月21日23:14

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1273 ボワセレステとサブライム・ハーモニー

先週の話ですが、関東のオルゴールファンの方のお宅までオルゴールを聞かせてもらいに押し掛けました。実際に収集された方は亡くなっていて、今はお嬢様が管理されています。

まずポリフォン社製ミカド形、24インチのディスクで演奏するアップライト型。やはり日本のマンションの部屋には大きいですね、クラウン(上部の装飾)は天井まであと少し。音もでかい、家じゅうに鳴り響きます。たくさん見せてもらったオルゴールの中で、これだけ撮り忘れました。写真1のミカドは別のところで撮影したものです。

写真2は小型のリードオルガン(と言うよりもハーモニカ)が組込まれたボワ・セレステと言うタイプのシリンダー・オルゴール。この個体は各音にリードが2個一組で付いていて複雑で味わい深い音で演奏します。ボワ・セレステとしては後期に作られたもので、中央のオルガン・セクションがメロディーを、左右の櫛歯が伴奏を担当します。

写真3はサブライム・ハーモニーと言うタイプのシリンダー・オルゴール。同じ音に調律している3枚の櫛歯が、微妙に異なる調律で素晴らしい演奏をしてくれます。

故人は合唱指導を長くされていた方で、音楽のプロの耳で選んだコレクションは流石でした。このレベルのボワ・セレステやサブライム・ハーモニーを自分の書斎で夜中に聴きたいものです。

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