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2019年07月28日21:34

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話のタネ

来るはずだった週末の台風はノック程度で消えて行き、代わりに27時30分の地震がやってきた。
ワイフさんと三女ちゃんは飛び起きたようだが、おいらについては夢の中

揺れているのはわかっていたが、目を開ける気力もない。地震はいやだ。

7月28日、日曜日のtodoリストを作ってみた。
8月になればやらなければいけないミッションの数々を今日、少しこなしていこう。さらにはちょっとした買い物や、見ておきたい建築物や、最近ご無沙汰の御朱印巡り。
調子が悪くなったノートパソコンの修理もTODOの一つ。全部で10あまりの行動を、心の底からしてみたい。

『Todoroki House in Valley』（設計：田根剛）
雨が止んだのを確認すると、朝9時前に世田谷の事務所へ向かう途中、教えてもらった通りの住所地に寄り道をする。
田根剛。彼の名を知らない時代に観ていたこの建物は、レンガ色のとんがり煙突というイメージだったけど、田根剛を知り、大磯の邸宅を見ている今では「見るべき建築物」の一つとして等々力の森に聳えていた。

残念ながら建築物ファンを迎え入れる雰囲気は全くなく、表札もなく、事前の予習がなければ「造園家：アトリエダイシゼン」の事務所とは誰ひとり気がつかない。
どなたか家人の一人でも出てきてくれれば、持ち前の人当たりの良さ（自称）を発揮して、ひょっこり招き入れていただく自信さえあるのに、誰もいない。

等々力渓谷の裏手へ回って、裏口を探しに出かけてもその勝手口すら見つからない。
等々力の要塞。

撮ることのできる外景を眺めていて、一つ気がついた。
鬱蒼と茂った草木は、この時期、蚊との戦いになるのではないか？
ゴキブリよりもトカゲよりも、夜中の地震よりも嫌いな蚊。
田根剛、そこまで考えは及ばなかったの蚊。

『Todoroki House in Valley』にハトを見つけた。（←まじ、驚いた）
小田原江之浦測候所で習った「ハト」の意味するものは、確かにここにもそのように置かれていた。これだから、建物巡りをやめられない。

TODOリストは、ニコチン中毒者比50000倍のスピードで次々とこなしていき、動線に従ってのミッションno.8は何ヶ月ぶかの御朱印巡り。

『羽田神社』（東京都大田区）
きっと、参拝のご利益は気がつかぬうちにもたされることになるはずだが、丁度、夏の例大祭を開催中の羽田神社は、鳥居脇、参道にまで軒を連ねる的屋の屋台。
怖いお兄さんや怖いお姉さん、ましてや怖い子どもたちまで境内を埋め尽くし、都内でも有名な神輿担ぎに講じている。
おいらについては、どれだけ威勢がよかろうと、怖いお兄さんや怖いお姉さん、ましてや怖い子どもたちは大の苦手。その当時、珍走団だった同級生たちすら怖くて苦手だったのだ。

彼らの腕から見え隠れする倶梨伽羅紋紋さんを見て見ぬふりをして、拝殿で二礼二拍手一礼のしきたりで神前に祈りを捧げてきた。
御朱印をいただきに社務所へ伺うと、4人ほどの怖い人がお守りなどを見てラリってる。

御朱印帳を巫女さんに渡していると、後ろから「なに、あれ？まるこちゃん？」と、茶髪でニコチン臭のゼロチン女子（怖い人）が呟いた。
いつもなら、快く振り向き話しのキャッチボールを始めるおいらではあるが、ここは泰然自若。
三年寝太郎になった気分で心を閉ざし、（幸いにして書置きだった）ご朱印を拝受して、頭を下げた。

おまけで頂いたフライト安全祈願の栞がありがたい

さっそく、読みかけの文庫本に挟んでおいた。
このおまけにもニコチンゼロチン姉さんがなにかつぶやいていたが、怖いので振り返らずに羽田神社をあとにする。
今日の教訓。お祭りの神社には近づかない。
今日の発見。ニコチン臭のお姉さんたち（TATOOあり）は子どもを叩いてしつけをする。
今日の幸運。怖い人とは目を合わさない。

さて、今日のTODOリスト。
パソコンの故障はどうにか自らの手で治すことができて、すべてのミッションコンプリート。
夕刻、ワイフさんを誘ってNASスポーツジムへ行き、久しぶりのリラックスヨガでよがってきた。
更衣室ではプールへ行こうかと勘違いをして、ルーティンのようにすっぽんぽんになったままヨガのスタジオに行きそうになったおいらがいたが、誰も見ていなかったので内緒にしておきたい。
海水パンツはもうどこかへ格納されて、今月は遊泳禁止になっているのだから