『
ハンターキラー 潜航せよ』
ロシアと米国のにらみ合い。
一触即発の危機に立ち向かう潜水艦々長ジョー・グラス(ジェラルド・バトラー)。
戦争に導く陰謀を阻止せんがために奮闘する姿がアクションたっぷりに描かれる。
攻撃型原子力潜水艦ハンターキラーが物語の中心ではあるが、陸上で共闘するNAVYシールズのミッションも手に汗握る。
最初に全体像をしっかり見せることで、どこで戦いが行われているのか、次にどこへ向かうのかという脳内シミュレーションができることが上手い演出。
エリート軍人とたたき上げとの比較は溜飲を下げるところ。表面的には米国とロシアの戦いを見せながらも実のところは“無能な上役”と”現場の経験者”との戦いということで強く共感できる。
プロ同士が相手に一目置くというスタンスも古風ながら痺れる。
コワモテ揃いのキャストが魅力的。
主役のジェラルド・バトラーはじめとして、ゲイリー・オールドマン、ミカエル・ニクヴィスト(これが遺作らしい)と重鎮の出演は映画に重みをくわえる。
潜行する際の艦内の傾斜表現はこれまでの潜水艦映画では見られなかった演出ではないか。
機雷や魚雷の対処法など潜水艦アクションは堪能できるが、逆にアクション俳優ジェラルド・バトラーのガチアクションの見どころが控えめなのは意外。
分かりやすい勧善懲悪映画だが、それだけに統合参謀本部議長との顛末はちょっとぬるいのでは?
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