『
ザ・バニシング −消失−』
後年ハリウッドで『失踪』という題でリメイクされたオランダのオリジナル怪作が日本で劇場初公開。
キューブリックをして「これまで観たすべての映画の中で最も恐ろしい映画だ」と言わしめたという形容詞が独り歩きしている気もするが、百聞は一見に…ということで拝見。
オランダからフランスの旅行中に突然行方知れずになった恋人を探す青年と謎多き犯人との対立を描く。
なるほどイヤーな気分になるサイコ・サスペンス。
監督はリバー・フェニックスの遺作『ダーク・ブラッド』のジョルジュ・シュルイツァー。
人の持つ好奇心と執着心が巻き起こす不幸というべきか。
人間の本質の弱いところを上手くついている。
スクリーンのこちらから見ればバカバカしいようでも渦中にいる人の心はいとも簡単に転げ落ちるものなのか。
予行演習のストレンジ感はなかなかお目にかかれない種類かも。
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