『
ヴィクトリア女王 最期の秘密』
『クィーン』のスティーヴン・フリアーズ監督が挑む別のクィーン映画。
実話が基という英国のインド統治下時代の話。
絶大な権力を手にしていても、誰も周囲に理解者のいなかった孤独な女王ヴィクトリア。
生活に困窮することはないとしても、人としてまともに見向きもされず、プライベートが持てないのは気の毒ですらある。
そんな女王に階級も人種も超えて人間として心の交流をはたしたインド人の存在を時にユーモアを交えながら絢爛豪華な絵巻物のように繰り広げられる。
当時の人種差別や階級制度については致し方ない部分はあろう。
しかし、他者への不寛容が問題視される現代だからこそ語られる意義がある作品ともいえる。
芽生える感情は<友情>であり、<親子の情>であり、あるいはそれ以上か。
損得勘定を超えたこの二人の関係性こそ希望に他ならない。
様々な垣根を超えて絆を結ぶさまは清々しい気持ちになれる。
ヴィクトリア女王を演じたジュディ・デンチは威厳がありながらもチャーミングさを備えたさすがの存在感を見せる。
観終ってマンゴーが食べたくなる…かも。(笑)
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