去年見落とした中で気になっていた1作。
UPLINKの<見逃した映画特集2018>で取り上げられていたので滑り込みで鑑賞。
『
大和(カリフォルニア)』
米軍厚木基地のある神奈川県大和市に住むラッパーの長嶋サクラとその家族。
サクラは全てにいらだち不機嫌な態度を見せる少女。
そこへ米国から母の恋人の娘レイがやってくることから変化が生まれる。
サクラという名前は日本を象徴する花の<桜>からだろう。
まさにその役割を担う彼女。
米国にすり寄る自分の家族への不満、基地がある大和市への不満、それを是とする日本国への不満。
そして不満の矛先は周囲にとどまらず、ラッパーとして成功できず、そんな環境からどこにも抜け出せないでいる自分自身にも向かう。
他人をののしる先に自分の姿もあるのだ。
サクラの内に秘めたエネルギーを爆発させる《韓英恵》が見事。
友情と成長を織り交ぜた少し社会派の青春映画。
タイトルに込められた皮肉もピリリと効いてくる。
反抗を歌う音楽にはパンクやヒップホップがよく似合う。
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