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2018年11月28日06:39

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師の思い

 私の指圧の先生はお二人居られるのですが、そのうちのお一人が先日亡くなられたことはその時にお伝えしました。先生の娘さんから先生が新たに上梓された著作物と手ぬぐいが知らせとともに訃報として送られてきたのです。

 その時の文面から娘さんが父親である先生に対して何か複雑な思いを持っておられたのだろうなぁとは感じていました。私は先生への深い感謝と思いを綴って、現金書留でご香典をすぐに送らせていただきました。先生のお陰で今の私は曲りなりにも生活させていただいています。先生は知的障害のある方や肢体不自由な方にも積極的に指圧を教えておられていて、自身が開発した技術は誰に対しても惜しみなく親身になって教えておられる方でした。
 ただ家庭面では離婚されて息子さんが一緒に暮らしておられましたが、娘さんの姿を見たことはありませんでした。きっと別居されていたのではないかと思われます。

 しかし先日また娘さんから先生の新たな著作が送られてきました。そこには娘さんからの一文が添えられていて、「父の訃報を知った数多くの方から本当に多くの手紙や伝言が送られてきて、父の何か新しい一面を見せられた感があります。」というような内容でした。先生の家庭では分からなかった人柄の良さ、面倒見の良さのようなものが娘さんに伝わったのかもしれないと感じました。

 そんな娘さんからの嬉しい便りと贈り物を頂いて、ふらりと外出した天気の良い金沢の街角で生前の先生ととてもよく似た人を見かけました。白衣を着て頭髪の具合も掛けている眼鏡もそっくりです。もちろん他人の空似だとはすぐ分かりましたが・・・・・・・・先生お姿を見せてくださったんですね、そう感じました。先生らしい・・・・。青空の下、心地よい風が吹いて先生そっくりの後ろ姿がベンチに腰掛けて佇んでおられました。先生ありがとうございます。先生からいただいた施療技術を磨いて精進していきますね。
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