高校二年の修学旅行の思い出がふと蘇ってきました。実はこの旅行が大変でした。その時私は不遜にも学級委員長をしていてクラスのリーダーなどというものをさせてもらっていました。今考えると恥ずかしい限りです。
そして事件が起こりました。クラスメイトの男子の何人かがトイレで喫煙しているのを見つかったのです。彼らはちょっとつっぱっていましたが、気持ちの良い奴らでした。旅の解放感からやってしまったのだろうと思います。
クラスは大騒ぎになり、女子は泣き出すやら男子たちは呆然としているやらで、吸った彼らは教師たちに監禁状態になりました。たった一度の修学旅行が悲惨なことになったわけです。それで私がどうしたか・・・・あんまり何もどうしたこうしたということはしなかったような記憶があります。泣いている混乱している女子たちを女子のリーダーに話をして落ち着くように話をして、男子たちにも各グループごとに話をして旅行を楽しく続けようと話したように思います。
どうも私は当てにされていない状況になると変にうまく立ち回ることができる性格のようです。何とかクラスは平静になり、無事クラスの旅行は終了しました。周りが興奮していると私は逆に落ち着いてしまうへそ曲がりなところがあるようでした。
これには後日談があって、この事件で先生方は私が使える人間だと勘違いしたらしく三年生になった新クラスでもリーダーにしてしまいました。ところがこのクラスには所謂「デキル大人過ぎる」生徒たちが数多くいて、子供の私にはまとめきれませんでした。私は当てにされて期待されると力が発揮できないというか、後ろ向きになってしまうへそ曲がりなところがあるわけで・・・・何にしろひどい高校三年生の一年間を過ごす羽目になってしまいました(笑)。何だか自分発見の思い出です。
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