『
クレイジー・リッチ!』
ハリウッドでアジア人をメインに描くことは珍しい。
しかも主要キャラがほとんどアジア人というのはなおのこと。
劣等感を押し付けられていたアジア系の人々には勇気を与えたに違いない。
いわゆる<シンデレラ・ストーリー>の一つだろうが、もうバカバカしくなるほどの金満ぶりに笑うしかない。
宝くじをどの売り場で買ったら当選確率がなんて言っている身にしたら想像もつかない世界の住人の話。
根幹はウェルメイドな話だが、細部の演出が考えられてあって最後まで楽しめる。
月下美人然り、麻雀然り。
麻雀の演出は詳しい人ならばなおさら深く読み取れるのではないかと、少し悔しい思いも…。
今のご時世らしく、安易なシンデレラ物語に終わらせていないと感じたのは、ヒロインのレイチェルが教授職を得ていてそれなりの自立できる立場にあるという点。
特に伴侶に頼らなくとも贅沢しなければ経済的には困らないのだ。
だからこそ彼女には選択権がある。
有名映画のパロディも面白かったが、『ハングオーバー!!』シリーズでも知られるケン・チョンと『オーシャンズ8』にも出演していたオークワフィーナに全部持っていかれた印象。
ただ邦題からアジアンズを省いたのは残念。
それでは本作のメッセージが弱まることになるのでは?
アジア人の誇りをもって生きようよ。
ログインしてコメントを確認・投稿する