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2018年04月26日06:29

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新聞配達

 朝、散歩をしていたら新聞配達の女性を見かけて古い記憶が蘇ってきました。

 初めて新聞配達のアルバイトをしたのは中学生の時でした。小学六年生のときにクラスメイトの中にいたちょっとやんちゃな問題児と大喧嘩をしたことがあって、殴り合いのけんかになったのですが、それから何故か彼と仲良くなって、彼は貧しい家庭の子で新聞配達のアルバイトをしていて、お正月だけの臨時の新聞配達の仕事に誘われたのです。

 お正月の新聞というのはチラシや増刊分でとても重くてしかも階段とかが凍って滑るので子供一人では現実的に無理な部分があったようです。私一人ではなくてもう一人仲の良い友人とそのやんちゃな彼と三人で新聞配達をしました。一日だけでしたが、マンションの四階や五階まで階段で新聞を運ぶのはきつい仕事でした。しかも外階段でツルツルと滑るのです。

 彼とは高校に入ってからは音信不通になりましたが、喧嘩の末の仲良しというのは何だかお互いに腹の底で通じ合っているような気持ち良いもので、何となく自分の心の育ちに好い影響を与えたような気がします。
 彼がその仕事に自分を選んでくれたのは私の何かを彼がきっちりと認めてくれたのだろうと思います。私はその時から人を見た目や生き方で安易に判断するのを止めようと思ったのかもしれません。彼の信頼が多分とても嬉しかったのかもしれません。
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