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2018年03月26日22:26

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《2018神姫3》殿馬、甲子園に堕つ

花満開。
この3文字からイメージするものは、情けないことに西陣CR機の名機桜
パチンコに触れなくなってかなり久しいが、この機種が現役ならこの時期に打ってみたい。

毎年この時期に原付バイクを駆って花見のルーティン。
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我が庭でもある夢見が崎動物公園には慰霊塔を隠すほどの桜が咲き乱れる。
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歩いて1分で上り階段のふもとにつくほどの近さにありながら、この公園でまともに花見というものをしたことがない。飲めないんだものワイングラス
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こちらも満開日のルーティン、未来日記のさくら坂。
ウッチャンナンチャンが仲良く活躍していたあの頃、福山雅治の名曲に誘われて出掛けたのが最初。
当時は赤い橋を渡って咲き誇る桜を見下ろしていたけど、ここ十数年は原付バイクで出掛けて、一人 咲き具合を見上げる程度かな。
時は経つ。いつでもそうだ。

3月25日。
いい感じの旅館は常にレイトチェックアウト。
中の坊は12時まで滞在できるが、それでは甲子園もゲームセットとなってしまう。
炭酸せんべいを買い込んで、10時40分、ふと見つけた阪急バス芦屋行きの路線バスに乗り込んだ。
路線検索では「有馬温泉」→「三宮」→「甲子園」がスタンダードで1時間の移動。
バスターミナルで「芦屋」行の路線を発見し、芦屋から甲子園の至近さは一度、ホテル竹園を訪ねたことがあるから知っている。

定時に出発したバスは、いろは坂を彷彿とさせるくねくねの山道を練って、さらに有料ドライブウェイ(有芦ドライブウェイ)を疾走する。
ものすごい路線バスだ。
有馬展望台を頂点として、バスはくねくねの道を降りていき、そのうちに西の田園調布と呼ばれる芦屋高級住宅街へと乗り入れる。
バス停の間隔が短くなり、着飾った淑女が乗り込んでくる。しかし、本当の淑女たちは運転手付きのリムジンで移動するのだから、このバスに乗り込んでくる淑女は熟女の誤りである。

車窓に見覚えのある風景が飛び込んできた。
この奇跡を後部席に座るワイフさんに伝えたかったが、かなり前から白河夜船。
たとえ、起きていたとしても建物にはてんで興味のない彼女のことだ。
一人で楽しもう。
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バス車内から慌てて撮った写真は、全面リニューアル中のヨドコウ迎賓館。
数年前、この道を登りフランク・ロイド=ライトが関わったこの建造物を十分に堪能した。
当時の館長さんと語った約束「落水荘に行くのが夢なんです」は、いまだに果たせていない。
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バスは芦屋川沿いをゆっくりと走り、五分咲きの桜並木を抜けていく。
昭和の奇跡、芦屋警察署が見えてくれば終着地・阪神芦屋は目の前だ。
11時20分、つまり40分と730円で芦屋観光付きのバスの旅。ありがたい。

阪神電車に乗り込んで、西宮で途中下車。
お土産を買い込むために持ち込んだトランク(すでにワイフさんの荷物でぎゅうぎゅう詰めなう)をコインロッカーにしまい、再度電車に乗り込んで甲子園ステーション。
高校野球開催中の甲子園駅に空いているコインロッカーなどあるはずなく、小型とはいえトランクをガラガラするには、ゲームセット後の甲子園駅に人は多すぎる。
西宮を選択するセンスはやはり天才的(自称)である。

甲子園球場は快晴の日曜日とあって、大入り満員。
「センバツは余裕で入場できる」という大先生の情報もあてにならないほど、第2試合には「満員通知」が出される始末。
無料開放の外野席ですら満員になれば入場は制限される。
春でさえ、異常なほどの高校野球人気。
神奈川県からやってくるようなにわかファンも集うわけだから、さもありなん。

目的の第3試合まで2時間近くの余裕がある。
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開会式にすでに甲子園詣でを済ませたワイフさんに付き合ってもらい、素盞嗚神社で御朱印ゲット。
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よれよれのおばあさん筆。
おいらの前には必勝祈願する野球少年1人。
神頼みの前に、練習しなさい。とはいわずに、頑張れよ!と心の声で励ました。
亡き星野監督が揮毫した「夢」と、岡田監督が揮毫した「野球塚」。
甲子園の夢と希望を一手に引き受ける神社のようだ。
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ららぽーとでランチして、甲子園歴史館で時間をつぶし、2009年に寄贈したレンガブロックで記念写真。
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10年間は球場の足元を支えるべく、敷地に埋め込まれているレンガメッセージも、あと1年で撤収が決まっている。
思えば、このレンガのおかげで甲子園へ気軽に来るようになったのだから、寄付とはいえ良い投資だったと感謝したい。

すでに外野席上段で我々を待つ小中時代の同級生。
彼は息子2人を甲子園へ送り込み、アルプススタンドで応援した経験のある模範的な球児父。
試合観戦そこそこに、家族の話題や懐かしい友だちのこと、そして現役女性審判員との会話にイニングが進んでいく。
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ワイフさんの郷里・日大山形を応援していたが、智弁学園のネームバリューに敵うことなく《3−5》と点差以上の実力差。
日大山形には2番・サード高橋殿馬くんがいる。
父親がドカベンファンだからというが、そんな息子を甲子園に行かせてしまうのがすごい。

「2度のバント失敗が自滅を呼んだ」と語る友人へ、有馬温泉の旅館からもらってきた「ミニ炭酸せんべい」をささやかにプレゼント。
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すると、彼のバッグから取り出されたお土産が世界の赤福湯のみ
旅館のお茶請けだったタダ菓子が、赤福へと化けるわらしべ長者ストーリー。
甲子園神社(仮称)の効果てきめん。
この調子だと、夏の甲子園にも行くことになりそうだけど、夏の赤福は日持ちしないので松阪牛よろしく。



■父が名づけてくれた「一球」、大阪桐蔭相手に意地の一打
(朝日新聞デジタル - 03月26日 20:37)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=5043687
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