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2018年03月07日23:04

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《演劇》マイナー劇団の本気

いただいたチケットだし、名前も聞いたこともない劇団。
期待感ゼロで駆けつけた赤坂の小劇場。
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『PIGHEAD 蝿の王』(ワンツー・ワークス)★5.
主宰は古城十忍と書いて“こじょう・としのぶ”ペン
劇場で初めて読んだフライヤーには2月に書いたばかりのショートコラム。
その中のワンセンテンスにこうも綴っている。
「長々と「一強」が続いている今の日本の傲慢な政権にもあてはまる・・・」云々。
あっ、そっちサイドの劇団なのか。

招待席なのに、ステージサイド最前列、おそらく最良席と記しても過言ではない。
オープニングから役者たちの活きのいいセリフとパフォーマンスに、惹きつけられる無料鑑賞客。

舐めていた。
ディテールはパワハラ、セクハラ、長時間労働、そして権利主張。
働き方を己で決めることができない多くの人びとへのブラッキーな讃歌。
エピソードを上手く積み上げて、それぞれに納得感のあるストーリー。
結末は、マイナー劇団らしいあっさりとした切っ掛けで幕を閉じたが、少なくとも映画化しても耐えられるほどのものだった。
何よりも、キャストたちが素晴らしい。
劇団へのアンケートにも次回公演の再見を約束して★5.をつけて渡してきた。
劇団員のプロフィールがもっと知りたいのだが、いただいたパンフレットには何一つの情報がない。
これぞマイナーならではだ。

芝居前に腹ごなしで立ち寄った蕎麦屋が、これまた大当たり。
大当たりは大げさだが、中当たりとしておこう。
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《みまき》
赤坂一等地、カウンターに座ると目の前でそば打ち職人(自称)たちが、丁寧に蕎麦を水ごししてせいろに寝かせている。
揚げ物を待っている間、その様子を眺めていたが、とても優しく仕事をしているのだ。
味はもとより、コスパに驚いた。
赤坂の座り蕎麦屋なのだから、1,000円超えは当たり前の覚悟だが、どうやら800円なにがし。
気になってレジのお姉さんに聞いてみたら、「立ち食いの小諸そばの姉妹店」なんだそうだ。
なるほど、ドトールコーヒー系列の椿屋珈琲店みたいなものか。

蕎麦といえば先日の鎌倉、或いは湘南。
神奈川県民でもあまり知られていない別荘地・鎌倉山。
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《檑亭》(らいてい)
歴史ある回遊庭園付き蕎麦会席。
この日はランチにぶっかけそば(クソ旨い)を食して、庭園を散策する。
実は蕎麦の味を上手に嗜めない。
これまで最高に美味しい蕎麦はどこだっただろうと思い浮かべても、出てくるのは雰囲気ばかり。
それが評価というなら、この檑亭はきっと最高クラス。
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山門先の石道脇に活けられたミモザを眺めていると、受付から気のいいおばちゃんが現れて、ヨシモト顔負けのしゃべくりで会話を楽しんだ。
檑亭の歴史、ヨン様がやってきたときの様子、3万坪の隣地をみのもんたに売った話、宇崎竜童を知っている年齢層などなど、蕎麦が出来上がっていたらおそらく伸びていたであろう時間をかけて、グイグイと押し込んでくる。
猫「今日、一番楽しかった指でOK
おばちゃんからお褒めのひと言。
いろいろな所へ出かけて、その地の人たちとなごやかに会話を交わす日々好日。
加山雄三なみに幸せな気分にしてくれる。
初対面のぼくと会話をしてくれる人たちに、心から感謝して。



■「一番恐ろしいのは国語力のあるいじめっ子」 岩井志麻子、尾木ママの「国語が苦手な子はいじめっ子になりやすい」説にコメント
(キャリコネ - 03月07日 07:11)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=210&from=diary&id=5015968
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