NTLive『
ヘッダ・ガーブレル』
今年観た唯一のNTLive作品。
NTLiveとしては異例の短さ。たった154分しかない。(笑)
それでも休憩が入ったのは決まり事…だろうか。(しっかりとおトイレ休憩とりましたよ。)
イプセンの原作をイヴォ・ヴァン・ホーヴェが演出。
NTLiveでもお馴染みの世界的演出家。
奇をてらわず、シンプルなステージセットが目に飛び込む。
中央に置かれたピアノが存在感を示す中、少人数のアンサンブル劇が進む。
主人公のヘッダが身勝手で激しい気性のために共感しにくい人物像ではあろう。
他人の好意も平気で踏みにじる神経にひいてしまいがちだが、ある種の理想の高さと現実のギャップがそうさせているのかも。
美しく生きるか、さもなくば死を…というくらいに極端さを持ち合わせていては、平凡な世の中では居場所を見つけにくいかもしれない。
それは理想を高く持ちながらも現実面に妥協してしまった自身への戒めを込めてのことかもしれない…と思うといくらか同情の余地もあろうか。
(つくづく凡人で良かった。)
ヘッダ役を演じたルース・ウィルソンの独断場と言っていいほど彼女の熱演が光る。
ブラインド・カーテンが演出する“籠の鳥”の比喩も面白い。
飲み物の比喩表現に撃ち抜かれる。
さて、残りのラストスパートだ!(年内に完走できるかな?

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